15.7.2 例題
ユーザ用RDエリア(RDAREA1)を削除します。
- 〈手順〉
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削除するRDエリアに格納されている表及びインデクスを削除します。
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削除するRDエリアをpdholdコマンドで閉塞かつクローズ状態にします。
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pdmodコマンドの制御文ファイルを作成します。
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pdmodコマンドでRDエリアを削除します。
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pdbufmodコマンドでグローバルバッファを削除します。
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pdbufferオペランドを修正します。
手順の数字はこの後で説明している( )レベルに対応しています。例えば,3の操作は(3)で説明しています。
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- 〈この項の構成〉
(1) 削除するRDエリアに格納されている表及びインデクスを削除します
DROP TABLE TABLE1; DROP INDEX INDEX1;
(2) 削除するRDエリアをpdholdコマンドで閉塞かつクローズ状態にします
pdhold -r RDAREA1 -c
(3) pdmodコマンドの制御文ファイルを作成します
pdmodコマンドのremove rdarea文を記述した制御文ファイル(/pdmod/remove01)を作成します。制御文ファイルの内容を次に示します。
remove rdarea RDAREA1;
- 〔説明〕
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削除するRDエリア(RDAREA1)を指定します。
(4) pdmodコマンドでRDエリアを削除します
pdmod -a /pdmod/remove01
- 〔説明〕
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-a:(3)で作成したpdmodコマンドの制御文ファイル名を指定します。
(5) pdbufmodコマンドグローバルバッファを削除します
削除したRDエリアに割り当てていたグローバルバッファが不要になった場合(ほかのRDエリアが割り当てられていない場合),そのグローバルバッファを削除します。
pdbufmod -k del -a gbuf01
- 〔説明〕
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-k del:グローバルバッファを削除する場合に指定します。
-a:削除するグローバルバッファの名称を指定します。
なお,pdbufmodコマンドを実行する場合は,次に示す条件をすべて満たす必要があります。
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HiRDB Advanced High Availabilityを導入している
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pd_dbbuff_modifyオペランドにYを指定している
(6) pdbufferオペランドを修正します
グローバルバッファの削除情報はHiRDBを正常終了又は計画停止したときに無効になります。そのため,HiRDBを終了したときに,削除したRDエリアの名称をpdbufferオペランドから削除してください。
なお,システム構成変更コマンド(pdchgconfコマンド)を使用すると,HiRDBの稼働中にpdbufferオペランドの指定を変更できます。ただし,システム構成変更コマンドを実行する場合はHiRDB Advanced High Availabilityが必要になります。システム構成変更コマンドでHiRDBシステム定義を変更する方法については,「HiRDBの稼働中にHiRDBシステム定義を変更する方法(システム構成変更コマンド)」を参照してください。
コマンドの実行後,実行結果が正しいかどうか確認することをお勧めします。コマンドの実行結果の確認方法については,マニュアル「HiRDB コマンドリファレンス」を参照してください。