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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 システム運用ガイド(UNIX(R)用)


13.12.2 分割格納条件の変更時に使用する機能

表の分割格納条件を変更するときに使用する機能について説明します。

〈この項の構成〉

(1) 分割機能

表の分割格納条件を変更(分割)し,1RDエリア中のデータを複数のRDエリアに分割して格納します。分割機能の概要を次の図に示します。

図13‒15 分割機能の概要(境界値指定の場合)

[図データ]

図13‒16 分割機能の概要(格納条件指定の場合)

[図データ]

分割する場合,分割するRDエリアに格納されているデータは削除されます。このため,分割前の格納条件を格納しているRDエリアのデータをアンロードしておき,分割後に分割された格納条件を格納するRDエリアにデータロードする必要があります。ただし,分割前のRDエリアをそのまま分割後のRDエリアとして使用する場合だけ分割前に格納されていたデータをアンロード,及びデータロードしないで使用することもできます。

分割前のRDエリアを分割後のRDエリアとして使用しない場合,分割前のRDエリアに格納されていたデータを使用することはできません。

(2) 統合機能

表の分割格納条件を変更(統合)し,複数のRDエリアのデータを一つのRDエリアに格納します。統合機能の概要を次の図に示します。

図13‒17 統合機能の概要(境界値指定の場合)

[図データ]

図13‒18 統合機能の概要(格納条件指定の場合)

[図データ]

統合する場合,統合するRDエリアに格納されているデータは削除されます。このため,統合前の格納条件を格納しているすべてのRDエリアのデータをアンロードしておき,統合後に統合された格納条件を格納するRDエリアにデータロードする必要があります。ただし,統合前の一つのRDエリアを統合後のRDエリアとして使用する場合だけ統合前に格納されていたデータを使用することもできます。

統合前のRDエリアを統合後のRDエリアとして使用しない場合,統合前のRDエリアに格納されていたデータを使用することはできません。統合前のRDエリアに格納されているデータを新たに追加したRDエリアに格納したい場合は,統合前に統合するすべてのRDエリアのデータをアンロードしておき,統合後にデータロードする必要があります。