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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 システム運用ガイド(UNIX(R)用)


11.7.3 複数のユーザ用RDエリアを異なるバックエンドサーバに移行する場合の注意事項

〈この項の構成〉

(1) 非横分割表の場合

表とインデクスを格納するRDエリアが異なる場合,それらのRDエリアを同じバックエンドサーバに設置してください。データベース構成変更ユティリティの実行後,ディクショナリ表(SQL_RDAREAS表,SQL_TABLES表,及びSQL_INDEXES表)を検索して,同じバックエンドサーバにRDエリアが移行されていることを確認してください。

(2) 横分割表の場合

  1. 表とインデクスを格納するRDエリアが異なる場合,それらのRDエリアを同じバックエンドサーバに設置してください。データベース構成変更ユティリティの実行後,ディクショナリ表(SQL_RDAREAS表,SQL_TABLES表,SQL_DIV_TABLE表,SQL_INDEXES表,及びSQL_DIV_INDEX表)を検索して,同じバックエンドサーバにRDエリアが移行されていることを確認してください。

  2. 表に非横分割インデクスを定義している場合,その表は複数のバックエンドサーバに移行できません。したがって,複数のバックエンドサーバに移行する場合は,移行する前に非横分割インデクスを削除し,移行した後に非横分割インデクスを定義し直してください。表に非横分割インデクスを定義している場合の移行方法を次の図に示します。

    図11‒6 表に非横分割インデクスを定義している場合の移行方法

    [図データ]

〔説明〕

ZAIKO表はRDAREA1とRDAREA2に横分割されています。インデクス1は横分割されています。インデクス2は横分割されていません。ZAIKO表を複数のバックエンドサーバに移行する場合は,インデクス2を削除した後に移行します。その後,インデクス2を定義します。