Hitachi

ノンストップデータベース HiRDB Version 10 システム運用ガイド(UNIX(R)用)


9.9.3 運用方法

〈この項の構成〉

(1) コマンドのデッドロックプライオリティ値を変更するときの運用手順

コマンドのデッドロックプライオリティ値を変更するときの運用手順を次に示します。

〈手順〉
  1. デッドロックを発生する可能性があるトランザクションのデッドロックプライオリティ値(クライアント環境定義のPDDLKPRIOオペランドの値)を確認します。

  2. pd_deadlock_priority_useオペランドにYを指定します。

  3. pd_command_deadlock_priorityオペランドにコマンドのデッドロックプライオリティ値を指定します。

    ポイント

    pd_command_deadlock_priorityオペランドの指定値の目安を次に示します。

    • デッドロック発生時にトランザクションをエラーにする場合は,オペランドの指定値を次に示す条件を満たすようにしてください。

      pd_command_deadlock_priorityの値<PDDLKPRIOの値

    • デッドロック発生時にコマンドをエラーにする場合は,オペランドの指定値を次に示す条件を満たすようにしてください。

      pd_command_deadlock_priorityの値>PDDLKPRIOの値

(2) オペランドの指定例

次に示す運用をするときのオペランドの指定例を説明します。

このときのオペランドの指定例を次に示します。

UAP1を実行するクライアント環境定義の指定

PDDLKPRIO 32

UAP2を実行するクライアント環境定義の指定

PDDLKPRIO 96

システム共通定義の指定

pd_deadlock_priority_use = Y
pd_command_deadlock_priority = 64