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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 システム運用ガイド(UNIX(R)用)


8.6.3 タイムアウト情報の出力内容

タイムアウト情報の出力内容を次の図に示します。

図8‒9 タイムアウト情報の出力内容

[図データ]

タイムアウト情報の出力内容を以下に説明します。

(1)タイムアウト発生日時

HiRDBがタイムアウトを検知した日付と時刻(月 日 時:分:秒 西暦)を示します。

●タイムアウトとなったトランザクションを送信したサーバの情報

(2)〜(13),(26)〜(27)の情報は,タイムアウトとなったトランザクションが占有した資源の情報です。

(2)UAP識別情報

タイムアウトとなったトランザクションを送信したサーバに接続しているUAPの識別情報を示します。トランザクションを送信したのがユティリティの場合,ユティリティ名を示します。

ここで表示する情報はpdls -d prc又はpdls -d trnコマンドで表示されるPROGRAMに該当します。ただし,一部のユティリティでは表示できません。表示できない場合は"********"を表示します。また,再開始処理で回復中のトランザクションの場合は”Rerun”が表示されます。

(3)サーバ名

タイムアウトとなったトランザクションを送信したサーバのサーバ名を示します。

(4)プロセスID

タイムアウトとなったトランザクションを送信したサーバプロセスのプロセスIDを示します。

(5)トランザクション識別子

タイムアウトとなったトランザクションの識別子を示します。

先頭が_cmdの場合はpdholdコマンドで確保した排他です。

先頭が_utlの場合はpdcopyコマンドで確保した排他です。

(26)ユーザ識別子

HiRDBに接続しているユーザを一意に識別するために,HiRDBが動的に割り当てる通番を示します。

(27)デッドロックプライオリティ値

トランザクションのデッドロックプライオリティ値を示します。

●タイムアウトとなったトランザクションが占有したすべての資源の情報

(6)〜(9)の情報は,タイムアウトとなったトランザクションが占有したすべての資源の情報です。このトランザクションが資源を占有していなかった場合,各情報には空白が出力されます。

(6)サーバ名

タイムアウトとなったトランザクションが資源の占有を要求したサーバのサーバ名を示します。

(7)排他制御モード

タイムアウトとなったトランザクションが占有した資源に掛けた排他制御モードを示します。排他制御モードについては,マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」を参照してください。

(8)占有資源種別

タイムアウトとなったトランザクションが占有した資源の種別を示します。資源種別については,「資源種別と資源情報」を参照してください。

(9)占有資源情報

タイムアウトとなったトランザクションが占有した資源の情報を示します。資源情報については,「資源種別と資源情報」を参照してください。

●タイムアウトとなったトランザクションが排他待ちとなった資源の情報

(10)〜(13)の情報は,タイムアウトとなったトランザクションが排他待ちとなった資源の情報です。

(10)サーバ名

タイムアウトとなったトランザクションが資源の占有を要求したサーバのサーバ名を示します。

(11)排他制御モード

タイムアウトとなったトランザクションが排他待ちとなっている資源に掛けようとした排他制御モードを示します。排他制御モードについては,マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」を参照してください。

(12)待ち資源種別

タイムアウトとなったトランザクションが排他待ちとなっている資源の種別を示します。資源種別については,「資源種別と資源情報」を参照してください。

(13)待ち資源情報

タイムアウトとなったトランザクションが排他待ちとなっている資源の情報を示します。資源情報については,「資源種別と資源情報」を参照してください。

●タイムアウトの要因となったトランザクションを送信したサーバの情報

(14)〜(21),(28)〜(29)の情報は,タイムアウトの要因となったトランザクションが占有した資源の情報です。複数出力される場合があります。

(14)UAP識別情報

タイムアウトの要因となったトランザクションを送信したサーバに接続しているUAPの識別情報を示します。トランザクションを送信したのがユティリティの場合,ユティリティ名を示します。

ここで表示する情報はpdls -d prc又はpdls -d trnコマンドで表示されるPROGRAMに該当します。ただし,一部のユティリティでは表示できません。表示できない場合は"********"を表示します。また,再開始処理で回復中のトランザクションの場合は”Rerun”が表示されます。

(15)サーバ名

タイムアウトの要因となったトランザクションを送信したサーバのサーバ名を示します。

(16)プロセスID

タイムアウトの要因となったトランザクションを送信したサーバプロセスのプロセスIDを示します。

(17)トランザクション識別子

タイムアウトの要因となったトランザクションの識別子を示します。

(28)ユーザ識別子

HiRDBに接続しているユーザを一意に識別するために,HiRDBが動的に割り当てる通番を示します。

(29)デッドロックプライオリティ値

トランザクションのデッドロックプライオリティ値を示します。

●タイムアウトの要因となったトランザクションが占有したすべての資源の情報

(18)〜(21)の情報は,タイムアウトの要因となったすべての資源の情報です。このトランザクションが資源を占有していなかった場合,各情報には空白が出力されます。

(18)サーバ名

タイムアウトの要因となったトランザクションが資源の占有を要求したサーバのサーバ名を示します。

(19)排他制御モード

タイムアウトの要因となったトランザクションが占有した資源に掛けた排他制御モードを示します。排他制御モードについては,マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」を参照してください。

(20)占有資源種別

タイムアウトの要因となったトランザクションが占有した資源の種別を示します。資源種別については,「資源種別と資源情報」を参照してください。

(21)占有資源情報

タイムアウトの要因となったトランザクションが占有した資源の情報を示します。資源情報については,「資源種別と資源情報」を参照してください。

●タイムアウトとなったトランザクションと同じ資源で排他待ちになっているトランザクションを送信したサーバの情報

(30)〜(39)の情報は,タイムアウトとなったトランザクションと同じ資源で排他待ちになっているトランザクションの情報です。複数出力される場合があります。

(30)UAP識別情報

排他待ちになっているトランザクションを送信したサーバに接続しているUAPの識別情報を示します。トランザクションを送信したのがユティリティの場合,ユティリティ名を示します。

ここで表示する情報はpdls -d prc又はpdls -d trnコマンドで表示されるPROGRAMに該当します。ただし,一部のユティリティでは表示できません。表示できない場合は"********"を表示します。また,再開始処理で回復中のトランザクションの場合は”Rerun”が表示されます。

(31)サーバ名

排他待ちになっているトランザクションを送信したサーバのサーバ名を示します。

(32)プロセスID

排他待ちになっているトランザクションを送信したサーバプロセスのプロセスIDを示します。

(33)トランザクション識別子

排他待ちになっているトランザクションの識別子を示します。

(34)ユーザ識別子

HiRDBに接続しているユーザを一意に識別するために,HiRDBが動的に割り当てる通番を示します。

(35)デッドロックプライオリティ値

トランザクションのデッドロックプライオリティ値を示します。

●タイムアウトとなったトランザクションと同じ資源で排他待ちになっているトランザクションが排他待ちとなった資源の情報

(36)〜(39)の情報は,タイムアウトとなったトランザクションと同じ資源で排他待ちになっているトランザクションの資源の情報です。

(36)サーバ名

排他待ちになっているトランザクションが資源の占有を要求したサーバのサーバ名を示します。

(37)排他制御モード

排他待ちになっているトランザクションが排他待ちとなっている資源に掛けようとした排他制御モードを示します。排他制御モードについては,マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」を参照してください。

(38)待ち資源種別

排他待ちになっているトランザクションが排他待ちとなっている資源の種別を示します。資源種別については,「資源種別と資源情報」を参照してください。

(39)待ち資源情報

排他待ちになっているトランザクションが排他待ちとなっている資源の情報を示します。資源情報については,「資源種別と資源情報」を参照してください。

タイムアウト情報の出力例を次の図に示します。

図8‒10 タイムアウト情報の出力例

[図データ]