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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 システム運用ガイド(UNIX(R)用)


8.5.1 共用メモリの使用状況の調査方法

実行者 HiRDB管理者

〈この項の構成〉

(1) 共用メモリの使用状況を調べる方法

pdls -d memコマンドで,共用メモリの使用状況が分かります。

(2) 共用メモリを節約できるかどうかを調べる方法

共用メモリが不足しているため,プロセスが実行できない場合,共用メモリの使用状況を調べてください。OSの問題であれば,OSの機能で対策できないかを検討してください。

例えば,OSのオペレーティングシステムパラメタの問題であれば,オペレーティングシステムパラメタを修正してください。オペレーティングシステムパラメタに指定する値については,マニュアル「HiRDB システム導入・設計ガイド」を参照してください。

OSの機能で対策できない場合は,HiRDBが使用する共用メモリを節約できるかどうかを次の図に示す方法で検討してください。

図8‒6 HiRDBが使用する共用メモリを節約できるかどうかを調べる方法

[図データ]

注※1

pdls -d memコマンドの実行結果です。

注※2

グローバルバッファの設計については,マニュアル「HiRDB システム導入・設計ガイド」を参照してください。

注※3

これらのオペランドの指定値の目安については,マニュアル「HiRDB システム定義」を参照してください。

注※4

システム構成変更コマンド(pdchgconfコマンド)を使用すると,HiRDBの稼働中にHiRDBシステム定義を変更できます。ただし,このコマンドを使用する場合はHiRDB Advanced High Availabilityが必要になります。HiRDBの稼働中にHiRDBシステム定義を変更する方法については,「HiRDBの稼働中にHiRDBシステム定義を変更する方法(システム構成変更コマンド)」を参照してください。