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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 システム運用ガイド(UNIX(R)用)


4.1.1 シンクポイントとは

HiRDBが異常終了した場合,システムログだけで回復処理をすると,HiRDB開始からのすべてのシステムログが必要となり,システムの回復に多大な時間が掛かります。そこで,HiRDB稼働中に一定の間隔でポイントを設け,そのポイントで回復する必要のあるHiRDB管理情報を保存することで,ポイント以前のシステムログは不要になり,システムの回復時間を短縮できます。このポイントをシンクポイント,シンクポイントで取得するHiRDB管理情報をシンクポイントダンプ,シンクポイントダンプを格納するファイルをシンクポイントダンプファイルといいます。

HiRDBは前回のシンクポイント以降又はHiRDB開始以降のデータベース更新内容をシンクポイント時にデータベースに反映します。HiRDB管理者は,障害発生に備えてシンクポイントダンプファイルを作成してください。