3.8.1 自動ログアンロード機能とは
アンロード待ち状態のシステムログファイルをHiRDBが自動的にアンロードする機能をシステムログファイルの自動ログアンロード機能といいます。HiRDB管理者が事前に作成したディレクトリ(これをアンロードログファイル作成ディレクトリといいます)下にアンロードログファイルが作成されます。自動ログアンロード機能を次の図に示します。
- 〔説明〕
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アンロード待ち状態のシステムログファイルができると,自動的にシステムログのアンロードが行われます。アンロードログファイルはアンロードログファイル作成ディレクトリ下に作成されます。
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HiRDB管理者は定期的にアンロードログファイルを別の媒体に移動してください。
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アンロードログファイル作成ディレクトリを二つ以上作成した場合,ディレクトリのディスク容量が満杯になったら,ほかのディレクトリにアンロードログファイルの出力先を切り替えます。
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(1) HiRDB管理者がすること
ディスク容量満杯又はディスク障害などで,アンロードログファイル作成ディレクトリにアンロードログファイルを作成できない場合,自動ログアンロード機能を停止します。したがって,HiRDB管理者は定期的にアンロードログファイル作成ディレクトリ内のアンロードログファイルを別の媒体に移動してください。また,不要なアンロードログファイルを削除してください。
なお,アンロードログファイル作成ディレクトリを二つ以上作成した場合は,全ディレクトリでアンロードログファイルを作成できないときに自動ログアンロード機能を停止します。
(2) ほかの機能との関係
システムログファイルのアンロード状態をHiRDBがチェックしない場合(pd_log_unload_check = Nを指定している場合)は,自動ログアンロード機能は使用できません。
(3) 作成されるアンロードログファイルの名称
自動ログアンロード機能で作成されるアンロードログファイルの名称は,次に示す形式になります。なお,作成されたアンロードログファイルの名称は,KFPS01212-Iメッセージで表示されます。
サーバ名_サーバランIDと世代番号_ファイルグループ名称
- (例)
自動ログアンロード機能で作成されるアンロードログファイルの名称は,pdlogatulコマンドで確認できます。
(4) アンロードログファイル作成ディレクトリを二つ以上作成した場合
ディスク容量満杯又はディスク障害などで,アンロードログファイル作成ディレクトリ内にアンロードログファイルを作成できない場合,ほかのディレクトリ下にアンロードログファイルを作成します。このとき,HiRDBはpd_log_auto_unload_pathオペランドに指定した順番にディレクトリを使用します。
例えば,pd_log_auto_unload_path="ディレクトリ1","ディレクトリ2","ディレクトリ3",…と指定した場合,HiRDBはディレクトリ1,ディレクトリ2,ディレクトリ3,…の順番にディレクトリを使用します。ただし,ディレクトリ2がディスク障害などで使用できない場合,ディレクトリ1の次にディレクトリ3を使用します。
なお,HiRDBの正常開始時はディレクトリ1から使用します。ただし,これはディレクトリ1にアンロードログファイルがない場合です。ディレクトリ1にアンロードログファイルがある場合はディレクトリ2を使用します。
HiRDBの再開始時(システムログファイルのスワップも含む)はHiRDB終了時に使用していたディレクトリを使用します。
- 注意事項
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アンロードログファイル作成ディレクトリを二つ以上作成している場合の注意事項を次に示します。
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HiRDBを正常開始したときに空のディレクトリがないと自動ログアンロード機能を停止します。
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