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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 システム運用ガイド(UNIX(R)用)


3.5.2 スワップ先にできる状態のファイルがない場合

pdloglsコマンドで,上書きできる状態のファイルがあるかどうかを確認してください。

〈この項の構成〉

(1) 上書きできる状態のファイルがある場合

上書きできる状態のファイルがある場合は,そのファイルをアンロード済み状態にしてスワップ先にできる状態のファイルを作成してください。アンロード待ち状態のファイルをアンロード済み状態にするには,次に示す二つの方法があります。

ただし,システム及びデータベースの回復に必要なシステムログを格納しているファイルに対して,pdlogchgコマンドを実行するときは注意してください。そのファイルが上書きされると,システム及びデータベースの回復に必要なシステムログがなくなり,障害発生時にデータベースが回復できなくなることがあります。

なお,HiRDB Datareplicatorを使用している場合は抽出未完了状態を解除する必要があります。また,HiRDB Staticizer Optionの更新可能なオンライン再編成機能を使用している場合はオンライン再編成上書き禁止状態を解除する必要があります。この状態を解除しないとスワップ先にできる状態になりません。

(2) 上書きできる状態のファイルがない場合

システムログファイルを追加してください。システムログファイルの追加方法については,「システムログファイルを新規追加する場合」を参照してください。