3.4.7 システムログファイルに障害が発生した場合
システムログファイルに障害が発生すると,障害の発生したシステムログファイルは予備となり,以降のHiRDB稼働時に現用として割り当てられません。ここでいう障害の発生したシステムログファイルとは,物理的な障害が発生したシステムログファイルのほかに,次に示すようなシステムログファイルも含まれます。
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HiRDBの異常終了後に強制正常開始(pdstart dbdestroy又はpdstart -i)をしたときに,前回のHiRDB稼働時に現用として使用したシステムログファイル
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正常開始中に何らかの要因でユニットが開始できなかったときに,前回開始時に現用として割り当てられたシステムログファイル(開始完了までに現用ファイルを割り当てていたサーバに限ります)
上記のように,障害の発生したシステムログファイルは現用として割り当てられません。
なお,前回のHiRDB稼働時に現用として割り当てていたシステムログファイルは,pdlogchg又はpdlogunldコマンドを実行すると,再度現用ファイルとして割り当てられます。
ただし,物理的に障害の発生したシステムログファイルであっても,pdlogchg又はpdlogunldコマンドを実行すると,次回のHiRDB稼働時に現用ファイルの割り当て対象になります。障害の発生したシステムログファイルが現用になると,HiRDBの異常終了の原因となります。したがって,障害要因を取り除いた後にpdlogchg又はpdlogunldコマンドを実行してください。