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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 システム運用ガイド(UNIX(R)用)


2.2.2 表を作成する人にCONNECT権限,スキーマ定義権限,RDエリア利用権限を与えます

実行者 HiRDB管理者又はユーザ権限を管理する人(DBA権限保持者)

表を作成する人に,定義系SQLのGRANT文で次に示す権限を与えます。

注※

私用RDエリアに表を作成する場合に必要です。

公用RDエリアに表を作成する場合は不要です。

例題

表を作成するユーザ(認可識別子:USER002,パスワード:HIRDB002)に,CONNECT権限,スキーマ定義権限,RDエリア利用権限(RDエリア名:RDAREA01)を与えます。

  GRANT CONNECT TO USER002 IDENTIFIED BY HIRDB002
  GRANT SCHEMA TO USER002
  GRANT RDAREA RDAREA01 TO USER002
〈この項の構成〉

(1) GRANT文以外でスキーマ定義権限を与える方法

スキーマ定義権限を与えたい人のスキーマを定義します。そうすると,スキーマを定義した人に,スキーマ定義権限が与えられます。

(2) GRANT文以外でRDエリア利用権限を与える方法

HiRDB管理者が私用RDエリアを定義するときに,その私用RDエリアに対してRDエリア利用権限を与えられます。

注※

次に示すユティリティの制御文で指定します。

  • データベース初期設定ユティリティのcreate rdarea文のUSER USED BYオペランド

  • データベース構成変更ユティリティのcreate rdarea文のUSER USED BYオペランド

(3) 私用RDエリアを公用RDエリアにする方法

私用RDエリアのRDエリア利用権限を削除した後に,定義系SQLのGRANT文で変更します。私用RDエリアのRDエリア利用権限の削除方法については,「RDエリア利用権限を取り消すには」を参照してください。

例題

RDエリア(RDエリア名:RDAREA02)を公用RDエリアにします。

  GRANT RDAREA RDAREA02 TO PUBLIC