26.6.9 HAモニタ(Amazon EC2環境)に関する運用時の注意事項
Amazon EC2環境上にクラスタ構成を適用する場合の注意事項を次に示します。
- 〈この項の構成〉
(1) DRBDのレプリケーションパス障害時の注意事項
DRBDのaddressオプションに指定したレプリケーション対象のIPアドレス(以降,レプリケーションパスといいます)で障害が発生した場合,レプリケーション対象のノード間でデータが不一致となるため,HAモニタが次の表に示す制御を行い,待機系HiRDBを停止することがあります。
レプリケーションパス障害発生時の待機系HiRDBの状態 |
HAモニタのマルチスタンバイ機能使用有無(multistandbyオペランド指定値) |
HAモニタの制御 |
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待機状態 |
use |
KAMN771-E(Cause code:1)メッセージを出力後,待機系HiRDBを異常終了します。 |
nouse |
レプリケーション対象のセカンダリ側のディスクステータスの状態を"Outdated"に変更します。
|
|
停止状態 |
use |
レプリケーションパスが復旧する前に待機系HiRDBを起動した場合,KAMN771-E(Cause code:1)メッセージを出力後,待機系HiRDBを異常終了します。 |
nouse |
レプリケーションパスが復旧する前に待機系HiRDBを起動した場合,レプリケーション対象のセカンダリ側のディスクステータスの状態を"Outdated"に変更します。
|
KAMN771-E(Cause code:1)メッセージを出力して待機系HiRDBが異常終了した場合,レプリケーションパス回復以降に「HiRDBの運用方法の違いは?」を参照して,待機系HiRDBを再起動してください。
KAMN772-Wメッセージを出力して,かつ待機状態を維持している待機系HiRDBについては,レプリケーションパス回復以降に待機系を再起動するなどの対処は不要です。
HAモニタの詳細な動作については,マニュアル「高信頼化システム監視機能 HAモニタ パブリッククラウド編」を参照してください。