9.2.30 メッセージログファイルに関するオペランド
- ◆ pd_mlg_msg_log_unit = manager|local
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このオペランドはHiRDB/パラレルサーバ限定のオペランドです。
メッセージログの出力先ユニットを指定します。
- manager:
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システムマネジャユニットのメッセージログファイル及びイベントログに,メッセージログを出力します。メッセージログファイルはシステムマネジャのサーバマシンの%PDDIR%\spool下に作成されます。
- local:
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メッセージ出力元のユニットのメッセージログファイル及びイベントログに,メッセージログを出力します。メッセージログファイルは,各サーバマシンの%PDDIR%\spool下に作成されます。
- 《指定値の目安》
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システムマネジャユニットでメッセージログを一元管理したい場合は,このオペランドにmanagerを指定してください。
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システムマネジャユニットが障害などで停止している場合,メッセージログはメッセージ発行元のユニットのイベントログに一定時間遅延して出力されたり,又はメッセージ自体が出力されなかったりします。このオペランドにlocalを指定すると,メッセージを遅延することなくメッセージ出力元のユニットに出力できます。メッセージログの出力分散化については,マニュアル「HiRDB システム運用ガイド」を参照してください。
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このオペランドの値とメッセージログの出力先の関係を次に示します。
pd_mlg_msg_log_unitの値
条件
メッセージログの出力先
manager
通常時
システムマネジャがあるサーバマシンのメッセージログファイル及びイベントログに出力されます。
システムマネジャユニットの障害時又は通信障害時
各サーバマシンのイベントログに出力されます。出力されないメッセージログがあります。また,メッセージログが遅れて出力されることがあります。
local
通常時
各サーバマシンのメッセージログファイル及びイベントログに出力されます。
システムマネジャユニットの障害時又は通信障害時
- 《ほかのオペランドとの関連》
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このオペランドにlocalを指定した場合,メッセージログファイルの容量を見積もり直し,その結果をpd_mlg_file_sizeオペランドに指定してください。
- 《各見積もり式への影響》
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pd_mlg_msg_log_unitオペランドの指定値を変更すると,次の見積もり式に影響があります。
マニュアル「HiRDB システム導入・設計ガイド」:
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「HiRDB/パラレルサーバのメモリ所要量の見積もり」の「ユニットコントローラが使用する共用メモリの計算式」
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「ステータスファイルの容量の見積もり」の「Sの求め方」
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- ◆ pd_mlg_file_size = メッセージログファイルの最大容量
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〜<符号なし整数>((64〜1000000))《10240》(単位:キロバイト)
メッセージログファイルの最大容量をキロバイト単位で指定します。
メッセージログファイルは二つあり,メッセージの量がここで指定した最大容量に達した場合,メッセージログファイルをスワップします。
pd_mlg_msg_log_unitオペランドにlocalを指定した場合,各サーバマシンにここで指定した容量のメッセージログファイルが作成されます。