9.2.27 システムログファイルに関するオペランド
- ◆ pd_log_dual = Y|N
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Y:システムログファイルを二重化します。
N:システムログファイルを二重化しません。
- 《利点》
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システムログファイルを二重化すると,HiRDBはA系及びB系の両方に同じシステムログを取得します。取得したシステムログを読み込むとき,片方のファイルに異常が発生しても,もう一方のファイルからシステムログを読み込めるため,システムの信頼性を向上できます。
- 《ほかのオペランドとの関連》
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システムログファイルを二重化する場合は,pdlogadpfオペランドでB系のシステムログファイル名を指定してください。
- ◆ pd_log_remain_space_check = warn|safe
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システムログファイルの空き率が警告値未満になったときのHiRDBの処理方式を指定します。この機能をシステムログファイルの空き容量監視機能といいます。システムログファイルの空き容量監視機能については,マニュアル「HiRDB システム運用ガイド」を参照してください。
- warn:
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システムログファイルの空き率が警告値未満になった場合,警告メッセージKFPS01162-Wを出力します。
- safe:
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システムログファイルの空き率が警告値未満になった場合,新規トランザクションのスケジューリングを抑止して,サーバ内の全トランザクションを強制終了します。このとき,KFPS01160-Eメッセージを出力します。
- 《指定値の目安》
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システムログファイルの空き容量不足によるユニットの異常終了の可能性を低くできるため,safeの指定を推奨します。ただし,safeを指定すると,システムログファイルの空き容量が不足したときに,サーバ内の全トランザクションが強制終了されます。このため,システムログファイルの設計をより正確に行う必要があります。システムログファイルの設計については,マニュアル「HiRDB システム導入・設計ガイド」を参照してください。
- ◆ pd_log_auto_unload_path = "アンロードログファイルの出力先ディレクトリ"〔,"アンロードログファイルの出力先ディレクトリ"〕…
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〜<パス名>((1〜136文字))
システムログの自動ログアンロード機能を使用する場合に,アンロードログファイルの出力先ディレクトリを絶対パス名で指定します。アンロードログファイルをHiRDBファイルシステム領域に作成する場合は,そのHiRDBファイルシステム領域名を指定してください。なお,このオペランドに指定するディレクトリ又はHiRDBファイルシステム領域は,HiRDBの開始前に作成しておいてください。
また,このオペランドには,サーバごとに異なるディレクトリ又はHiRDBファイルシステム領域を指定してください。
自動ログアンロード機能については,マニュアル「HiRDB システム運用ガイド」を参照してください。ログをアンロードする運用については,マニュアル「HiRDB システム運用ガイド」の「システムログをアンロードする運用」を参照して,自動ログアンロード機能の適用を検討してください。
- 《指定値の目安》
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空きディスク容量を確認してからディレクトリを指定してください。作成されるアンロードログファイルによって,ディスク容量が圧迫される原因になります。
また,ディスク容量の不足によって,指定したディレクトリにアンロードログファイルが作成できない場合,自動ログアンロード機能が停止します。このようなことが発生する可能性がある場合は,ディレクトリを複数指定することをお勧めします。
ただし,ディレクトリは一つだけの方がデータベース回復時の運用(回復に必要なアンロードログファイルの選別)が若干簡単になります。
ディレクトリを複数指定する場合の補足事項を次に示します。
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ディスク障害などに備えて,異なるパーティションのディレクトリを指定することをお勧めします。
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ディスク容量満杯又はディスク障害などで一つのディレクトリ下にアンロードログファイルが作成できない場合,ほかのディレクトリ下にアンロードログファイルを作成します。このとき,HiRDBはこのオペランドに指定した順番にディレクトリを使用します。
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- 《オペランドの規則》
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ディレクトリは最大128個指定できます。
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複数のディレクトリを指定した場合,同じパス名を指定できません。
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- 《注意事項》
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次の場合は,自動ログアンロード機能を使用できません。
・pd_log_unload_checkオペランドにNを指定している場合
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アンロードログファイル作成ディレクトリを二つ以上作成している場合,HiRDBを正常開始したときに空のディレクトリがないと自動ログアンロード機能は停止します。
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マルチHiRDBを利用している場合は,HiRDBごとに異なるディレクトリを作成してください。同じディレクトリを指定すると,どのアンロードログファイルがどのHiRDBに対応しているか分からなくなる可能性があります。
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- ◆ pd_log_auto_unload_restart = Y|N
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障害で自動ログアンロード機能が停止した旨のメッセージ(KFPS01150-Eメッセージ)出力後,次回のシステムログファイルのスワップを契機に自動ログアンロード機能を再開始するかどうかを指定します。
Y:自動ログアンロード機能を再開始します。
N:自動ログアンロード機能を再開始しません。
- 《前提条件》
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次に示す二つの条件を満たす必要があります。
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pd_log_unload_checkオペランドにYを指定しているか,又は指定を省略している。
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pd_log_auto_unload_pathオペランドを指定している。
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- 《利点》
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このオペランドにYを指定すると,ワークファイルの増加でディスク容量が不足した場合やプロセス生成失敗などの一時的な障害でアンロードが失敗した場合でも,次回のシステムログファイルのスワップ発生時に自動的にシステムログのアンロードを再開始します。
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このオペランドにNを指定すると,自動ログアンロード機能が障害停止中にアンロードログファイルを退避する運用を行っている場合,pdlogatul -tコマンドを実行しないで退避してしまうなどのミスが抑止できます。
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- 《指定値の目安》
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通常はYを指定するか,指定を省略してください。
なお,既に自動ログアンロード機能の停止メッセージ(KFPS01150-Eメッセージ)を監視して,pdlogatul -bコマンドで再開始する運用を行っている場合は,Nを指定してください。
- ◆ pd_log_singleoperation = Y|N
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このオペランドは,システムログファイルを二重化している場合に指定してください。二重化していない場合は指定する必要はありません。
システムログファイルの片系運転をするかどうかを指定します。システムログファイルに障害が発生して,両系ともに使用できるシステムログファイルがない場合でも,HiRDB(HiRDB/パラレルサーバの場合はユニット)を異常終了しないで正常な片方の系だけで処理を続行します。これをシステムログファイルの片系運転といいます。
また,両方のシステムログファイルで処理を続行すること(通常の処理形態)をシステムログファイルの両系運転といいます。
Y:システムログファイルの片系運転をします。
N:システムログファイルの片系運転をしません。常に両系運転とします。
- 《前提条件》
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pd_log_dualオペランドにYを指定している必要があります。
- ◆ pd_log_rerun_reserved_file_open = Y|N
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システムログファイルの自動オープンをするかどうかを指定します。
HiRDB(又はユニット)を再開始するときに,「上書きできる状態」のシステムログファイルがない場合,予約のファイルがあればHiRDBが予約のファイルをオープンして「上書きできる状態」にし,処理を続行します。これをシステムログファイルの自動オープンといいます。
予約ファイルを使用するのは,次の場合です。
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再開始後,最初のシンクポイントダンプを取得するまでの間
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オープンされたファイルグループすべてが「上書きできない状態」の場合
Y:システムログファイルの自動オープンをします(予約ファイルをオープンして使用します)。
N:システムログファイルの自動オープンをしません(予約ファイルを使用しません)。
- 《利点》
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このオペランドにYを指定すると,ユニットの再開始時に「スワップ先にできる状態」のファイルがなくても,予約のファイルがあればユニットを再開始できます。
ただし,「アンロード待ち状態」のファイルがあるときは,ユニットを停止します。「アンロード待ち状態」のファイルのアンロードを実行した後,再度ユニットを開始してください。
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- ◆ pd_log_rerun_swap = Y|N
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HiRDB(又はユニット)の再開始時に,システムログファイルをスワップするかどうかを指定します。
Y:システムログファイルをスワップします。
N:システムログファイルをスワップしません。
- 《利点》
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このオペランドにYを指定すると,再開始前後でシステムログファイルを物理的に分けられます。このため,再開始前のシステムログファイルをサーバ稼働中に使用できます。
- ◆ pd_log_swap_timeout = システムログファイルのスワップ完了待ち時間
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〜<符号なし整数>((1〜32580))《180》(単位:秒)
システムログファイルのスワップが完了するまでの待ち時間を秒単位で指定します。指定した時間を過ぎてもシステムログファイルのスワップが完了しない場合は,ユニットが異常終了します。
- 《指定値の目安》
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通常,このオペランドを指定する必要はありません。マシンの性能が低いなどの理由によってシステムログファイルのスワップに時間が掛かる場合は,このオペランドの値を大きくしてください。また,ディスク障害などによってシステムログファイルのスワップに遅延が発生した場合に,より短い時間で異常を検知し,ユニットを異常終了させたいときは,このオペランドの値を小さくしてください。
- ◆ pd_log_unload_check = Y|N
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システムログファイルのアンロード状態を,HiRDBがチェックするかどうかを指定します。
- Y:
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アンロード状態をチェックします(通常の運用となります)。
- N:
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アンロード状態をチェックしません。アンロードの状態に関係なく,次に示す条件がすべて満たされれば,システムログファイルを「スワップ先にできる状態」にします。
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上書きできる状態
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抽出完了状態(HiRDB Datareplicator)
このときシステムログファイルの運用方法が,アンロード状態のチェックを解除する運用になります。アンロード状態のチェックを解除する運用については,マニュアル「HiRDB システム運用ガイド」を参照してください。
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- 《利点》
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Nを指定したときの利点を次に示します。
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システムログファイルのアンロード操作がなくなるため,運用方法が簡単になります。
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アンロードログファイルを保管するためのファイル容量が不要になります。
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- 《指定値の目安》
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データベースを回復するときにシステムログを使用しない場合(バックアップ取得時点に回復できればよい場合)にNを指定します。
- 《注意事項》
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Nを指定したときの注意事項を次に示します。
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バックアップ取得時点にしかデータベースを回復できません。
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データベースの回復にシステムログが必要なのにこの運用をした場合はデータベースの回復手段がなくなります。
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- ◆ pd_log_write_buff_count = ログ出力バッファ面数
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〜<符号なし整数>((10〜65000))《10》
システムログの出力に使用するバッファの面数を指定します。
- 《指定値のチューニング方法》
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最初は10(省略値)を指定してください。その後,統計解析ユティリティ(システムの稼働に関する統計情報)でカレントバッファなしによる待ち回数(# OF WAIT THREAD)を調査してください。この値が多ければ,スループットが向上するように指定値を大きくしてください。
- 《注意事項》
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このオペランドの指定値が小さく,トランザクションの量が多い場合は,複数のトランザクションでシステムログの出力待ちが発生するため,システム性能が低下します。
- 《ほかのオペランドとの関連》
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pd_log_max_data_sizeオペランドとともに,ログ出力バッファ面数を決定してください。
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- ◆ pd_log_auto_expand_size = システムログファイルの拡張契機1回当たりに拡張するサイズ〔,拡張上限サイズ〕
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〜<符号なし整数>((0〜104857600))《0,0》(単位:レコード)
このオペランドは,システムログファイルの自動拡張機能を使用する場合に指定します。
一つのシステムログファイルが拡張契機1回当たりに拡張するサイズ,及び拡張できるファイルサイズの上限をレコード数で指定します。
1回当たりに拡張するサイズを省略するか,又は0を指定した場合,システムログファイルの自動拡張を行いません。拡張上限サイズを省略するか,又は0を指定した場合,ファイルシステム領域のあるディスクが満杯になるか,システムログファイルの容量が上限に達するまでシステムログファイルの自動拡張を行います。また,1回当たりに拡張するサイズに拡張上限サイズより大きい値を指定した場合,拡張上限サイズに指定した値まで自動拡張を行います。
システムログファイルの自動拡張機能については,マニュアル「HiRDB システム運用ガイド」を参照してください。
- 《指定値の目安》
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1.サーバ共通定義に指定する場合
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1回当たりに拡張するサイズには,pdloginitコマンドの-nオプションでシステムログファイルを作成した際に指定したレコード数を基に指定します。サーバごとにシステムログファイルのレコード数の平均値の1/10を計算し,最大値を持つサーバの値を指定してください。
・1:1スタンバイレス型系切り替え機能を適用しているBESの場合,代替BESのシステムログファイルを含めた平均値の1/10を計算してください。
・影響分散スタンバイレス型系切り替え機能を適用しているBESの場合,ゲストBESのシステムログファイルを含めた平均値の1/10を計算してください。
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通常,拡張上限サイズは省略してください。
2.シングルサーバ定義,フロントエンドサーバ定義及びディクショナリサーバ定義に指定する場合
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1回当たりに拡張するサイズには,pdloginitコマンドの-nオプションでシステムログファイルを作成した際に指定したレコード数を基に指定します。全システムログファイルのレコード数の平均値の1/10を計算し,指定してください。
-
通常,拡張上限サイズは省略してください。
3.バックエンドサーバ定義に指定する場合
-
1回当たりに拡張するサイズには,pdloginitコマンドの-nオプションでシステムログファイルを作成した際に指定したレコード数を基に指定します。全システムログファイルのレコード数の平均値の1/10を計算し,指定してください。
・1:1スタンバイレス型系切り替え機能を適用しているBESの場合,代替BESのシステムログファイルを含めた平均値の1/10を計算してください。
・影響分散スタンバイレス型系切り替え機能を適用しているBESの場合,ゲストBESのシステムログファイルを含めた平均値の1/10を計算してください。
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通常,拡張上限サイズは省略してください。
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- 《指定値のチューニング方法》
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システムログの出力量が自動拡張で拡張するサイズを超えると,システムログファイルが満杯になってユニットダウンする場合があります。その場合は,1回当たりに拡張するサイズを大きくしてください。また,拡張処理に時間が掛かり,トランザクション性能に影響を及ぼす場合は,1回当たりに拡張するサイズを小さくしてください。
- ◆ pd_log_fg_warning_point = 空きシステムログファイルの数1〔,空きシステムログファイルの数2〔,空きシステムログファイルの数3〕〕
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〜<符号なし整数>((0〜197))《0》
空きシステムログファイルの数が少なくなったことを警告するメッセージ(KFPS01165-W)の出力契機を指定します。この機能をシステムログファイルの残量警告機能といいます。システムログファイルの残量警告機能については,マニュアル「HiRDB システム運用ガイド」を参照してください。
- 《利点》
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このオペランドに,運用上,最小限空きとして確保しておきたいシステムログファイル数を指定することで,運用変化によって想定よりシステムログの使用量が多くなったことを検知できます。また,併せて出力するKFPS01166-Iメッセージの情報から,システムログファイルの容量の見直しに利用できます。
- 《指定値の目安》
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運用上,最小限空きとして確保しておきたいシステムログファイル数を指定します。
空きシステムログファイルは,運用中にpdlogls -d sysコマンドを実行することで確認できます。
- 《オペランドの規則》
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このオペランドに0を1つだけ指定すると,警告メッセージを出力しません。
また,複数個の値を指定し,指定した値に0を含んでいる場合,0以外の値が有効になります。
同じ値を複数個指定した場合は,1つだけ有効になります。
- 《注意事項》
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運用しているシステムログファイルグループ数−3以下の値を指定してください。
運用しているシステムログファイルグループ数−2以上の値を指定した場合,一度警告メッセージを出力すると二度と警告メッセージを出力しなくなります。また,定義しているシステムログファイルグループ数以上の値を指定した場合は,その指定値は無効となります。
- ◆ pdlogadfg -d sys -g ファイルグループ名〔ONL〕
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システムログファイルのファイルグループを指定します。このオペランドは省略できません。必ず指定してください。ここで指定したファイルグループに対して,pdlogadpfオペランドでシステムログファイルを割り当てます。
必ずpdlogadfgオペランド,pdlogadpfオペランドの順で指定してください。この順で指定しないとエラーになります。
- -g ファイルグループ名:〜<識別子>((1〜8文字))
- ONL:
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このファイルグループをHiRDBの稼働時に使用できる状態(オープン状態)にする場合に指定します。ONLを指定したファイルグループは2〜200個指定できます。
- 《オペランドの規則》
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このオペランドは2〜200個指定できます。
- 《注意事項》
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HiRDB Datareplicator(抽出側)と連携しているときにこのオペランドを追加,変更,又は削除する場合は,対応するHiRDB Datareplicatorを一度終了してください。HiRDB Datareplicatorを稼働した状態でオペランドを変更すると,HiRDB Datareplicatorの抽出処理が失敗することがあります。
- ◆ pdlogadpf -d sys -g ファイルグループ名 -a "システムログファイル名" 〔-b "システムログファイル名"〕
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ファイルグループを構成するシステムログファイルを指定します。このオペランドは省略できません。必ず指定してください。一つのファイルグループに対してこのオペランドを一つ指定します。
必ずpdlogadfgオペランド,pdlogadpfオペランドの順で指定してください。この順で指定しないとエラーになります。
- -g ファイルグループ名:〜<識別子>((1〜8文字))
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pdlogadfgオペランドで指定したファイルグループ名を指定します。ファイルグループ名はユニット内で一意になるようにしてください。
- -a "システムログファイル名":〜<パス名>((167文字以内))
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ファイルグループを構成するシステムログファイルの名称を絶対パス名で指定します。pdloginitコマンドで初期設定したシステムログファイルの名称を指定してください。なお,システムログファイル名はユニット内で一意になるようにしてください。
- -b "システムログファイル名":〜<パス名>((167文字以内))
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システムログファイルを二重化(pd_log_dualオペランドにYを指定)する場合に,B系のシステムログファイル名を絶対パス名で指定します。pd_log_duaオペランドにYを指定しない場合は,システムログファイル名を指定しても無効になります。
pdloginitコマンドで初期設定したシステムログファイルの名称を指定してください。なお,システムログファイル名はユニット内で一意になるようにしてください。
- 《オペランドの規則》
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HiRDBファイルシステム領域名は大文字と小文字の区別をしませんが,HiRDBファイル名は大文字と小文字の区別をします。C:\hirdb\sysfile\log01の場合,C:\hirdb\sysfileについては大文字と小文字の区別をしません。log01については大文字と小文字の区別をします。
- 《注意事項》
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HiRDB Datareplicator(抽出側)と連携しているときにこのオペランドを追加,変更,又は削除する場合は,対応するHiRDB Datareplicatorを一度終了してください。HiRDB Datareplicatorを稼働した状態でオペランドを変更すると,HiRDB Datareplicatorの抽出処理が失敗することがあります。