9.2.57 リードレプリカ機能に関するオペランド
- ◆ pd_read_replica_use = Y|N
-
このオペランドは,HiRDB/シングルサーバ限定のオペランドです。
HiRDBシステムで参照DBを使用するかどうかを指定します。
- Y:
-
参照DBを使用します。
- N:
-
参照DBを使用しません。
- 《指定値の目安》
-
リードレプリカを構成したシステムの内,参照DBとして動作する場合はYを指定します。なお,このオペランドを省略した場合は,通常のユニット(リードレプリカ構成では更新DB)として動作します。
- 《注意事項》
-
このオペランドにYを指定した場合,一部の他機能では使用に注意が必要な機能,又は使用できない機能があります。詳細は,マニュアル「HiRDB システム運用ガイド」の「他機能との連携」を参照してください。
- 《ほかのオペランドとの関連》
-
このオペランドはpd_read_replica_workdirオペランドと関連があります。
- ◆ pd_read_replica_workdir = 作業用ディレクトリ
-
〜<パス名>((1〜255文字))
このオペランドは,HiRDB/シングルサーバ限定のオペランドです。
pdrrprefコマンドで使用する一時ファイルを格納するディレクトリを指定します。
このオペランドを省略した場合に仮定する値を次の表に示します。なお,ディレクトリ容量が下記の仮定値では小さい場合,このオペランドを指定します。
システム定義のpd_tmp_directoryオペランドの指定
環境変数TMPDIRの指定※
仮定値(一時ファイルの出力先)
あり
−
pd_tmp_directoryオペランドに指定したディレクトリ
なし
あり
環境変数TMPDIRに指定したディレクトリ
なし
/tmpディレクトリ
- 注※
-
システム共通定義(pdsys)にputenv形式で指定します。
- 《指定値の目安》
-
pdrrprefコマンドで使用する一時ファイルの総容量の最大は,pdrrprefコマンドで指定するアンロードログファイルの合計サイズと同等の容量が必要になります。このオペランドの省略時に仮定されるディレクトリに十分な空き容量がない場合,このオペランドに空き容量のあるディレクトリを指定します。
- 《注意事項》
-
このオペランドを指定した場合,HiRDBのトラブルシュート情報の削除機能の対象外になります。コマンドが異常終了した場合,一時ファイルが残ることがあるため,手動で削除してください。
- 《ほかのオペランドとの関連》
-
このオペランドはpd_read_replica_useオペランドと関連があります。