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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 システム定義(UNIX(R)用)


1.5 省略値で定義できるデータベースの規模

システム定義の省略値を前提としたデータベースの規模について次の表に示します。この規模を超えるリソース数を使用する場合,省略値ではリソース不足になるおそれがあるため,関連するオペランドを含めて見積もりをして設定してください。

表1‒13 省略値で定義できるデータベースの規模

代表的なリソース

関連するオペランド

認可識別子

100

pd_auth_cache_size

実表

500

pd_table_def_cache_size

pd_assurance_table_no

インデクス

2500

pd_assurance_index_no

ビュー表

500

pd_table_def_cache_size

pd_view_def_cache_size

ルーチン

100

pd_routine_def_cache_size

RDエリア

1000

(1サーバ当たり)

pd_max_rdarea_no

HiRDBファイル

2000

(1サーバ当たり)

pd_max_file_no

●表の分割数による影響

HiRDB/シングルサーバは非分割(分割数1)を想定しています。また,HiRDB/パラレルサーバは,次の条件で分割数6を想定しています。

  • システム内のユニット数:3

  • ユニット内のバックエンドサーバ数:2

  • サーバ内分割は適用しない

表の分割数が上記の値を超える場合は,次のオペランドについて検証が必要です。

  • pd_table_def_cache_size

●表の分割方法による影響

次のオペランドについては,サーバ内分割をしている表やインデクスがある場合,分割数を加算することになります。したがって,サーバ内分割をしている場合は,リソース数が想定規模以内であっても,設定値を検証してください。

  • pd_assurance_table_no

  • pd_assurance_index_no

設定値の目安については,各オペランドの説明を参照してください。