1.2.7 影響分散スタンバイレス型系切り替え機能使用時のHiRDBシステム定義の作成
影響分散スタンバイレス型系切り替え機能使用時のHiRDBシステム定義の作成方法と注意事項を説明します。
- ポイント
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ホストBESが稼働するユニットとゲストBESが稼働するユニットのバックエンドサーバの稼働環境を合わせる必要があります。
(1) システム共通定義
全ユニットで同じシステム共通定義を使用します。作成したシステム共通定義をコピーしてください。
- 注意事項
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バックエンドサーバ定義の省略値として指定するオペランドについては,システム共通定義に指定してください。例えば,pd_sql_object_cache_sizeオペランドが該当します。このオペランドをサーバ共通定義だけに指定することはできません。
(2) ユニット制御情報定義
影響分散スタンバイレス型系切り替え機能を適用するユニットのユニット制御情報定義に指定できるオペランドは限定されています。ユニット制御情報定義に指定できるオペランドについては,「影響分散スタンバイレス型系切り替え機能使用時に指定できるオペランド一覧(ユニット制御情報定義)」を参照してください。
ユニット制御情報定義に指定できないオペランドを指定する必要がある場合は,システム共通定義又はバックエンドサーバ定義に指定してください。
- 注意事項
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次に示すオペランドについては,HAグループを構成するユニットのユニット制御情報定義で同じ指定をする必要があります。
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ユニット制御情報定義とバックエンドサーバ定義の両方に指定できるオペランド
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ユニット制御情報定義のオペランドでバックエンドサーバの動作に影響を与えるオペランド
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(3) サーバ共通定義
HAグループを構成するユニットは同じサーバ共通定義を使用します。作成したサーバ共通定義をコピーしてください。
(4) バックエンドサーバ定義
HAグループを構成する各ユニットにホストBESのバックエンドサーバ定義を定義します。作成したバックエンドサーバ定義をコピーしてください。