1.2.4 各定義の関係
異なる定義で同じオペランドを指定した場合,HiRDBは次に示す優先順位に従って指定値を決定します。
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フロントエンドサーバ定義,ディクショナリサーバ定義,バックエンドサーバ定義
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サーバ共通定義
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ユニット制御情報定義
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システム共通定義
優先順位の低い定義で標準となる値を指定して,優先順位の高い定義で値を変更できます。例えば,システム共通定義で標準となる値を指定し,各サーバ定義でサーバごとにその値を変更できます。
- 〈この項の構成〉
(1) クライアント環境定義との関係
次の表に示すHiRDBシステム定義のオペランドの値は,クライアント環境定義でクライアントごとに変更できます。
HiRDBシステム定義の オペランド |
クライアント環境定義の オペランド |
オペランドの内容 |
---|---|---|
pd_additional_optimize_level |
PDADDITIONALOPTLVL |
SQL拡張最適化オプションを指定します。 |
pd_cwaittime_wrn_pnt |
PDCWAITTIMEWRNPNT |
SQL実行時間警告出力機能のSQL実行時間警告情報を出力する条件を,クライアントの最大待ち時間(クライアント環境定義のPDCWAITTIMEオペランドの値)に対する比率で指定します。 |
pd_delete_reserved_word_file |
PDDELRSVWDFILE |
SQL予約語削除機能を使用する場合,SQL予約語削除ファイルの名称を指定します。 |
pd_ha_transaction |
PDHATRNQUEUING |
トランザクションキューイング機能を使用するかどうかを指定します。 |
pd_hash_table_size |
PDHASHTBLSIZE |
SQL拡張最適化オプションで「ハッシュジョイン,副問合せのハッシュ実行」を適用した場合のハッシュ表サイズを指定します。 |
pd_optimize_level |
PDSQLOPTLVL |
SQL最適化オプションを指定します。 |
pd_space_level |
PDSPACELVL |
空白変換レベルを指定します。 |
pd_uap_exerror_log_param_size |
PDUAPEXERLOGPRMSZ |
クライアントエラーログファイル及びSQLエラーレポートファイルに出力するパラメタ情報の最大データ長を指定します。 |
pd_uap_exerror_log_use |
PDUAPEXERLOGUSE |
拡張SQLエラー情報出力機能を使用するかどうかを指定します。 |
pd_watch_pc_client_time |
PDSWATCHTIME |
Windows対応のHiRDBクライアントからの要求待ち時間を指定します。 |
pd_isolation_level |
PDISLLVL |
データ保証レベルを指定します。 |
クライアントごとに値を変更する場合は,クライアント環境定義の該当するオペランドを指定してください。クライアント環境定義については,マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」を参照してください。