20.1.4 HiRDBが自動計算時に用いる計算式
HiRDBが自動計算する際に用いる計算式を,次の表に示します。自動計算した結果が不当に大きいなどの事象が発生した場合は,計算式で用いているシステム定義の指定値が適切でないおそれがあります。その場合は,定義内容を確認してください。
なお,計算結果からメモリ所要量を計算したい場合は,次の箇所を参照してください。
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HiRDB/シングルサーバの場合:「共用メモリの計算式」
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HiRDB/パラレルサーバの場合:「共用メモリの計算式」
表20‒2 HiRDBが自動計算に用いる計算式 リソース種別
HiRDB/シングルサーバ
HiRDB/パラレルサーバ
メッセージキュー識別子数
50(固定値)
(4×サーバ数)+57
メッセージキューテーブル数
b+3610
(b×ユニット数)+3500+(110×m)
セマフォ識別指数
Max(64,↑c÷64↑+g+10)
Max(64,50+8×m)
共用メモリ使用数
Max(4096,20×(e+50))
Max(4096,20×(e+50))
b:pd_max_usersオペランドの値
c:pdbufferオペランドの数
e:pd_max_server_processオペランドの値
g:pd_dbbuff_modifyオペランドの値がYの場合はpd_max_add_dbbuff_noオペランドの値,pd_dbbuff_modifyオペランドの値がNの場合は0
m:ユニット内のバックエンドサーバ数+ディクショナリサーバ数+ゲストBES数