21.6 HiRDB予約ポート機能
HiRDB予約ポート機能とは,pd_registered_portオペランドでポート番号の範囲を指定して,特定の通信ポート番号の範囲で通信できるようにする機能です。この機能によって,次のようなことが防げます。
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HiRDB以外のプログラムがOSの自動割り当てポート番号を多数使用した通信処理をしている場合,通信ポート番号不足が発生して処理が中断される
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HiRDBが大量の通信ポート番号を使用し,他プログラムの通信処理に影響を与える
確保したポートはHiRDBが解放しても,ある一定時間は再利用されません。そのため,短時間にポートを使用する処理が大量に発生した場合,ポート番号不足が発生する可能性があります。
HiRDBが大量のポート番号を使用する運用をする場合は,「ポート数不足を回避する方法」を参照してください。
なお,HiRDB予約ポート機能を使用する場合の定義例,及び注意事項については,マニュアル「HiRDB システム定義」のpd_registered_portオペランドの説明を参照してください。
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