11.15 改竄防止機能の指定
改竄防止機能とは,表の所有者も含め,すべてのユーザに対して表データの更新を禁止する機能です。この機能を適用することで,重要なデータを人為的ミスや不正な改竄から守れます。この機能が適用された表を改竄防止表といいます。改竄防止表に対する操作の実行可否を次の表に示します。
操作 |
改竄防止表 |
|
---|---|---|
行削除禁止期間指定あり |
行削除禁止期間指定なし |
|
挿入(INSERT) |
○ |
○ |
検索(SELECT) |
○ |
○ |
列単位の更新(UPDATE) |
○※1 |
○※1 |
行単位の更新(UPDATE) |
× |
× |
削除(DELETE) |
○※2 |
× |
全行削除(PURGE TABLE) |
× |
× |
上記以外の操作系SQL |
○ |
○ |
- (凡例)
-
○:実行できます。
×:実行できません。
- 注※1
-
更新可能列だけ更新できます。
- 注※2
-
行削除禁止期間を経過しているデータだけ削除できます。行削除禁止期間を指定しないと,表データを削除できません。
- 適用基準
-
改竄防止機能は,表のデータを誤って,又は不当に更新されることを防止したい表に適用をお勧めします。