1.4.6 バージョンアップに失敗した場合
ここでは,次に示す現象が発生した場合の対処方法について説明します。
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pdvrupコマンドを入力して5以上のリターンコードが返ってきた
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HiRDB開始時にリターンコードが5以上のKFPX24404-Iメッセージが出力された
この場合,一緒に出力されたメッセージを参照して対策してください。
(1) HiRDBを終了させなくてもよいとき
失敗の原因を取り除いた後に,再度pdvrupコマンドを入力してください。
(2) HiRDBを終了させないといけないとき
HiRDBを終了しないと,失敗の原因が取り除けない場合は,いったんHiRDBを終了してください。そして,失敗の原因を取り除いた後に,pdstartコマンドでHiRDBを開始してください。開始すると,pdvrupコマンドの入力要求メッセージ(KFPS05203-Q)が出力されるので,再度pdvrupコマンドを入力してください。
(3) HiRDBを旧バージョンに戻さないといけないとき
失敗の原因によっては,HiRDBを旧バージョンに戻して対処する必要があります。例えば,データディクショナリ用RDエリアの容量が不足していてバージョンアップに失敗した場合は,HiRDBを旧バージョンに戻してデータベース構成変更ユティリティ(pdmod)で対策する必要があります。このような場合は,いったんHiRDBを旧バージョンに戻して,失敗の原因を取り除き,その後で再度バージョンアップをしてください。
HiRDBを旧バージョンに戻す手順を次の図に示します。
- 注※1
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バックアップがない場合でも,$PDDIR/conf下のシステム定義ファイルが残っていれば,それらのファイルをそのまま使用できます。バックアップがなく,かつ$PDDIR/conf下のファイルも削除してしまった場合は,システム定義ファイルを作り直してください。
- 注※2
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手順については,次の図を参照してください。
新バージョンで作成したシステムファイルの削除,又は再作成する手順を次の図に示します。