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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 システム導入・設計ガイド(UNIX(R)用)


21.3.4 HiRDB/パラレルサーバ側にファイアウォールとNATを設置した場合

次の図のようにHiRDB/パラレルサーバ側にファイアウォールとNATが設置され,それらが次のように設定されているとします。

ファイアウォールの設定
  • 方向:受信

  • 透過させるIPアドレス:172.16.0.10,172.16.0.20

  • ポート番号:20000,20001

NATによるアドレス変換

128.1.1.1←→172.16.0.10

128.1.1.2←→172.16.0.20

なお,NAPT(IPマスカレード)のような,グローバルIPアドレスとローカルIPアドレスを1対複数で変換するような機能には対応していません。1対1の変換だけサポートしています。

図21‒11 ファイアウォールとNATがHiRDB/パラレルサーバ側に設置されているネットワーク構成例

[図データ]

この場合,高速接続機能を使用する設定にしてください。サーバマシン及びクライアントマシンの設定は次のようになります。

サーバマシンの設定
  • システム共通定義ファイル

    set pd_name_port = 20000

    set pd_service_port = 20001

    pdunit -x hirdb01 -u unt1

    pdunit -x hirdb02 -u unt2

    pdstart -t MGR -u unt1

    pdstart -t FES -s fes -u unt2

クライアントマシンの設定
  • クライアント環境定義

    PDHOST hirdb01

    PDNAMEPORT 20000

    PDSERVICEGRP fes

    PDSERVICEPORT 20001

    PDFESHOST hirdb02

    PDSRVTYPE WS※1

    PDCLTRCVPORT 30000※2

  • hostsファイル

    128.1.1.1 hirdb01

    128.1.1.2 hirdb02

注※1 Linux上でHiRDBサーバを動作させる場合は「PC」にしてください。

注※2 クライアント側にファイアウォールがある場合に指定してください。