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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 システム導入・設計ガイド(UNIX(R)用)


16.1.10 空きページ解放ユティリティ(pdreclaim)実行時に出力されるシステムログ量

空きページ解放ユティリティ(pdreclaim)による表,インデクスの空きページ,又はセグメントの解放をする場合,システムログを出力します。

指定したオプションと対象となる資源の組み合わせによるログ量を次に示します。なお,ログ量の説明の項番は,表「空きページ解放ユティリティ実行時に出力されるシステムログ量」の項番に対応しています。

オプション

対象資源

ログ量

なし

項番(1)の値

インデクス

項番(2)の値

-j

項番(3)の値

インデクス

-a

項番(1)と(4)を合計した値

インデクス

項番(2)と(4)を合計した値

ログ量を求める計算式を次の表に示します。なお,表及びインデクスを横分割している場合は分割したRDエリアごとに計算する必要があります。HiRDB/シングルサーバの場合は,横分割したRDエリアごとに計算したログ量の合計を求めます。これを,シングルサーバが出力するログ量に加算してください。HiRDB/パラレルサーバの場合は,横分割したRDエリアごとに計算したログ量をサーバごとに求め,その合計を求めます。これを,対象資源が格納されているRDエリアを管理するバックエンドサーバ及びディクショナリサーバのログ量に,それぞれ加算してください。

表16‒18 空きページ解放ユティリティ実行時に出力されるシステムログ量

項番

種別

システムログ量(単位:バイト)

(1)

140×n

●-oオプションを指定していない場合に加算します。

+504×m

(2)

インデクス

キー値の重複が201以上のキーが存在しない

{((k+14)÷(j−68))×1408+k+12×h+908}×n+304×q

●-xオプションを指定している場合に加算します。

+{m−n−(((k+14)×2×m)÷(j−68))}×(j+76)×0.7

キー値の重複が201以上のキーが存在する

(724+k)×n+285×MAX(n,16×n÷(j−78))−159+304×q

●-xオプションを指定している場合に加算します。

+{m−n−(((k+14)×2×m)÷(j−68))}×(j+76)×0.7

(3)

セグメント

-jオプション指定時

2380×p

●-kオプションにindexを指定している場合に加算します。

+304×p

(4)

-aオプション指定時

3100×p

●-kオプションにindexを指定している場合に加算します。

+304×p

h:インデクスの段数(段)

j:ページサイズ(バイト)

k:インデクスキーの長さ(バイト)

m:使用中ページ数(満杯ページを除く)(個)

n:使用中空きページ数(個)

p:使用中空きセグメント数(個)

解放途中セグメントの数を含みます。

q:空きありセグメント数(個)

使用中セグメント数から満杯セグメント数を引いた数となります。

使用中セグメント数と満杯セグメント数は,データベース状態解析ユティリティ(pddbst)で確認できます。