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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 システム導入・設計ガイド(UNIX(R)用)


15.7.1 レジストリ用RDエリアの容量の計算方法

レジストリ用RDエリアの容量は,次に示す計算式で求めます。

計算式
レジストリ用RDエリアの容量(単位:バイト)
 =レジストリ用RDエリアのページ長×レジストリ用RDエリアの総ページ数×1.3
注※

レジストリ機能初期設定ユティリティ(pdreginit)のcreate rdarea文で指定するページ長です。

レジストリ用RDエリアの総ページ数の求め方
レジストリ用RDエリアの総ページ数(単位:ページ)
   a
 = Σ {↑Si÷d↑+↑Si÷e↑+6×(a+1)+2×↑20480÷b↑
  i=1
 +レジストリ管理表の格納ページ数+レジストリ管理表のインデクス格納ページ数

a:レジストリ用RDエリアを構成するHiRDBファイル数

b:レジストリ用RDエリアのページ長(単位:バイト)

c:レジストリ機能初期設定ユティリティ(pdreginit)のcreate rdarea文で指定するセグメントサイズ

d:↓(b−20)÷{(↑c÷32↑×8)+56}↓

e:↓(125×b)÷(16×d)↓×d

Si:レジストリ機能初期設定ユティリティ(pdreginit)のcreate rdarea文で指定する各HiRDBファイルのセグメント数

各表及びインデクスの確保単位は,セグメントです。表やインデクスごとに求めた値をセグメント単位に切り上げます。

〈この項の構成〉

(1) レジストリ管理表の格納ページ数

計算式

[図データ]

a:レジストリ管理表のコンテキスト数

b:レジストリ管理表のページ長

c:レジストリコンテキスト名称の長さ

d:アクセスパスワードの長さ

e:レジストリ管理表のキー値数(レジストリ管理表に登録したキー名称の数)

f:レジストリキー名称長

g:レジストリキー値長(レジストリキー値長が32,000バイト以下の場合に加算する)

(2) レジストリ管理表のインデクス格納ページ数

計算式
レジストリ管理表のインデクス格納ページ数(単位:ページ)
 =SQL_REGISTRY_CONTEXT表のインデクス格納ページ数
 +SQL_REGISTRY_KEY表のインデクス格納ページ数

SQL_REGISTRY_CONTEXT表のインデクス格納ページ数,及びSQL_REGISTRY_KEY表のインデクス格納ページ数については,「インデクスの格納ページ数の計算方法」を参照してください。ただし,CREATE INDEX文で指定する未使用領域の比率は30%として計算してください。

インデクスを格納するページ数の計算式に使用する値を次に示します。

レジストリ用RDエリアのインデクス格納ページ数の計算式に使用する値

表名

種別

キー長

キーの種類

平均重複数

SQL_REGISTRY_CONTEXT

72

a+1

コンテキスト名の数(レジストリ管理表のコンテキスト数)

1

SQL_REGISTRY_KEY

73

f+6

キー値の数(レジストリ管理表のキー値数)

1

a:レジストリコンテキストの長さ

f:レジストリキー名称の長さ