15.2.2 解析情報表及び運用履歴表を格納するデータディクショナリ用RDエリアの容量の見積もり
create rdarea文にdatadictionary of dbmanagementを指定する場合のデータディクショナリ用RDエリアの容量は,次に示す計算式で求めます。
- 計算式
データディクショナリ用RDエリアの容量=(↑(a×1.3)÷b↑)×b×4096 (単位:バイト)
a:データディクショナリ用RDエリアの総ページ数※1
b:データディクショナリ用RDエリアのセグメントサイズ※2
- 注※1
-
「表の格納ページ数+インデクスの格納ページ数」です。「表の格納ページ数の計算方法」及び「インデクスの格納ページ数の計算方法」を参照してください。
- 注※2
-
データベース構成変更ユティリティ(pdmod)のcreate rdarea文で指定するセグメントサイズです。
- 〈この項の構成〉
(1) 表の格納ページ数の計算方法
表の格納ページ数(単位:ページ)は,計算式1と計算式2の和になります。
計算式1 |
|
計算式2 |
a:作成する表の数+61(個)
- b:表を格納するRDエリアの分割数の平均値(個)
-
分割していない場合は1とします。また,平均値は切り上げます。
c:作成するインデクス数+124(個)
e:作成する表に定義したBLOB型の列の総数+3(個)
g:作成する表に定義したBLOB属性の総数(個)
(2) インデクスの格納ページ数の計算方法
インデクスの格納ページ数(単位:ページ)は次の計算式で求めます。
ディクショナリ表のインデクスを格納するページ数※×2
- 注※
-
「インデクスの格納ページ数の計算方法」を参照し,ディクショナリ表のインデクスを格納するページ数を計算してください。また,このときの計算条件を次に示します。
-
CREATE INDEXで指定する未使用領域の比率は0とします。
-
計算式には,次に示す変数を代入します。
キー長
(変数g※)
キーの種類の個数
(変数c※)
キーの重複数の平均値
(変数d※)
12
(a+c+e+g)×(b+1)+120
30
-
a:作成する表の数(個)
b:表を格納するRDエリアの分割数の平均値(個)
c:作成するインデクス数(個)
e:作成する表に定義したBLOB型の列の総数(個)
g:作成する表に定義したBLOB属性の総数(個)
なお,解析情報表及び運用履歴表にはユニークインデクスを定義してないため,変数hを加算する必要はありません。
- 注※
-
「インデクスの格納ページ数の計算方法」の「計算式中で使用する変数」に記載されている変数のことです。