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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 システム導入・設計ガイド(UNIX(R)用)


11.21.2 データ圧縮の仕組み

データ圧縮時に使用する圧縮ライブラリはzlibです。HiRDBは,zlibを使用して表定義時に指定した圧縮分割サイズ(省略値:MIN(32,000バイト,圧縮列の定義長))ごとに圧縮します。このとき,圧縮前後のデータの情報を管理するヘッダ領域(8バイト)を圧縮分割サイズごとに追加します(zlibが圧縮データに付与するヘッダ領域とは別に追加します)。

ただし,圧縮前後のデータ長が同じ,又は圧縮後のデータ長の方が長くなる場合,HiRDBはデータを圧縮しないで格納します。このため,ヘッダ領域の付与によって,圧縮後のデータサイズが圧縮前よりも大きくなることがあります。圧縮前後のデータを次の図に示します。

図11‒45 圧縮前後のデータ

[図データ]