Hitachi

ノンストップデータベース HiRDB Version 10 システム導入・設計ガイド(UNIX(R)用)


11.20.4 データ操作と整合性

検査制約表に対する操作系SQLによる更新,追加,又は削除は,HiRDBがSQL実行時にチェックし,整合性を保証します。ただし,次の表に示すユティリティによる操作をした場合,チェックをしないため,整合性を保証できなくなることがあります。pd_check_pendingオペランドにUSEを指定していて,これらの操作をした場合,検査制約表は検査保留状態になります。

表11‒24 整合性を保証できなくなる場合の,検査制約表に対する操作とデータ不整合の発生条件

表又はRDエリアに対する操作

データ不整合の発生条件

データベース作成ユティリティ(pdload)

データロード

検査制約定義で指定した探索条件を満たさないデータをデータロードした場合

データベース再編成ユティリティ(pdrorg)

リロード(-k reld指定)

検査制約定義で指定した探索条件を満たさないデータをリロードした場合

更新可能なオンライン再編成の追い付き反映

(pdorendコマンド)

更新可能なオンライン再編成運用中に,カレントデータベースのレプリカRDエリアで,レプリカRDエリアの検査制約表にデータベース作成ユティリティ(pdload)で,データ不整合となる操作をした場合(追い付き反映処理後にデータ不整合になる)

注※

更新可能なオンライン再編成の運用については,マニュアル「インナレプリカ機能 HiRDB Staticizer Option」を参照してください。