11.18.6 定義系SQL,ユティリティ,及び運用コマンド実行時の注意
定義系SQL,ユティリティ,及び運用コマンドで共用表又は共用インデクスを対象とする場合,HiRDBが内部的にLOCK文を発行し,全バックエンドサーバで表と処理対象のRDエリアに対してIN EXCLUSIVE MODE指定で排他を掛けることがあります。このため,該当するRDエリア内の表やインデクスにアクセス中の業務があると,デッドロック,又はサーバ間のグローバルデッドロックが発生するおそれがあります。
HiRDBが内部的にLOCK文を発行する定義系SQLを次に示します。
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共用表に対するCREATE TABLE,DROP TABLE,PURGE TABLE
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共用インデクスに対するCREATE INDEX,DROP INDEX
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共用表を含むスキーマに対するDROP SCHEMA
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共用表に対する空き領域の再利用機能の変更(ALTER TABLE)
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共用表に対する主キーの追加及び削除(ALTER TABLE)
HiRDBが内部的にLOCK文を発行するユティリティを次に示します。
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データベース作成ユティリティ(pdload)
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データベース再編成ユティリティ(pdrorg -k reld,rorg,ixrc,ixmk,ixor)
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空きページ解放ユティリティ(pdreclaim)
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データベース定義ユティリティ(pddef)
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データディクショナリ搬出入ユティリティ(pdexp)
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データベース構成変更ユティリティ(pdmod -a initialize rdarea)
HiRDBが内部的にLOCK文を発行する運用コマンドを次に示します。
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pdorend
共用RDエリアに対して実行できないユティリティや運用コマンドについては,「共用RDエリア使用上の制限事項」を参照してください。