9.2.1 マルチHiRDB環境下でHiRDBをバージョンアップするときの注意事項
ここでは,マルチHiRDB環境下でHiRDBをバージョンアップするときの注意事項について説明します。
(1) 全HiRDBを同時にバージョンアップする場合
マルチHiRDB環境で,全HiRDBを同時にバージョンアップする場合の手順の概略を次に示します。バージョンアップ手順の詳細については,「HiRDBのバージョンアップ」を参照してください。
- 〈手順〉
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旧バージョンの全HiRDBをpdsetup -dコマンドでOSから削除します。KFPS00036-Qメッセージには,yで応答します(nで応答すると,元の環境がそのまま残るため,新バージョンのHiRDBをインストール,セットアップしても,新バージョンに入れ替わりません)。
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新バージョンのHiRDBをインストールします。
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新バージョンの全HiRDBをpdsetupコマンドでOSに登録します。
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(2) 一部のHiRDBだけをバージョンアップする場合
マルチHiRDB環境で,一部のHiRDBだけをバージョンアップする場合の手順の概略を次に示します。バージョンアップ手順の詳細については,「HiRDBのバージョンアップ」を参照してください。
- 〈手順〉
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バージョンアップ対象のHiRDBをpdsetup -dコマンドでOSから削除します。KFPS00036-Qメッセージには,yで応答します(nで応答すると,元の環境がそのまま残るため,新バージョンのHiRDBをインストール,セットアップしても,新バージョンに入れ替わりません)。
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新バージョンのHiRDBをインストールします。
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バージョンアップ対象のHiRDBをpdsetupコマンドでOSに登録します。
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(3) JP1/NETM/DMを使用している場合
JP1/NETM/DMを使用してHiRDBのオンライン配布を実施している場合,HiRDBの配布後にOSへの登録(pdsetupコマンドの実行)を自動化できません。