8.2.5 リスト用RDエリア用のHiRDBファイルシステム領域の設計
リスト用RDエリア用のHiRDBファイルシステム領域の設計方針について説明します。
- 〈この項の構成〉
(1) 設計方針
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リストは検索の一時的な中間結果を保存するものなので,ほかのRDエリアほど信頼性は要求されません。したがって,リスト用RDエリア用のHiRDBファイルシステム領域は通常ファイルに作成してもかまいません。
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系切り替え機能を使用するときは,キャラクタ型スペシャルファイルに作成するとHiRDBファイルシステム領域を共用できるので,ディスク容量を削減できます。
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リスト用RDエリア用のHiRDBファイルシステム領域は,基表と同じバックエンドサーバに作成してください。
(2) 性能向上のための方針
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リスト用RDエリア用のHiRDBファイルシステム領域をRAIDに作成するときは,キャラクタ型スペシャルファイルに作成した方が処理時間が短縮されます。RAID以外のディスクに作成する場合は,通常ファイルに作成した方が処理時間が短縮されます。
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リスト用RDエリア用のHiRDBファイルシステム領域は,次に示すHiRDBファイルシステム領域とは別々のハードディスクに作成することをお勧めします。別々のハードディスクに作成すると,リストを検索するときに入出力を分散できるため,処理時間を短縮できます。
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ユーザ用RDエリア用のHiRDBファイルシステム領域
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ユーザLOB用RDエリア用のHiRDBファイルシステム領域
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作業表用ファイル用のHiRDBファイルシステム領域
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