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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 システム導入・設計ガイド(UNIX(R)用)


6.2.10 TP1/Resource Manager Monitorの機能を使用したHiRDBの監視

OLTPにOpenTP1を使う場合に,TP1/Resource Manager Monitor(リソースマネジャモニタ:RMM)を使用した運用するときのHiRDBに関する注意について説明します。リソースマネジャモニタの運用方法については,マニュアル「OpenTP1 運用と操作」を参照してください。

〈この項の構成〉

(1) 監視対象プロセスID取得コマンド作成時の注意

監視対象プロセスID取得コマンド作成時,監視対象とするプロセスを指定する必要があります。HiRDBの場合は,監視対象とするプロセスに「_scd」と指定してください。次にRMMサービスで用意しているHiRDB用のコマンド(シェルスクリプト)での指定例を示します。

#Watched Processes
PROCESSES="_scd"

また,このコマンドの確実性を高めるために,次に示す記述を追加することをお勧めします。この記述を追加すると,HiRDB開始完了前の不確かな監視対象プロセスIDを取得しなくなります。この記述はシェルスクリプト中のプロセスID取得部分の前(コメント行「#These Lines Are The Description Of Get Process_ID Process」の前)に追加してください。

#System status check
get_STATUS='$PDDIR/bin/pdls 2>/dev/null | \
        /usr/bin/awk'{print$4}' | /bin/grep -v STATUS'
for i in $get_STATUS
do
  if[$i!="ACTIVE"]
  then
    exit 2
  fi
done

(2) RMMでの運用をHiRDB/パラレルサーバに適用するときの注意

HiRDB/パラレルサーバの場合,システムマネジャがあるユニットと同一ホストにあるOpenTP1だけに,監視対象RM定義で一連の監視対象リソースマネジャ用コマンドの指定をしてください。