6.1.1 HiRDB Datareplicatorとの連携
HiRDB Datareplicatorを使用すると,HiRDBのデータベースの更新に連動して自動的にデータを抽出し,そのデータベース更新内容をほかのHiRDBのデータベースに反映できます。HiRDB Datareplicatorを使用するには,HiRDBシステム定義で次に示すオペランドを指定します。
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HiRDB Datareplicator連携機能をHiRDB開始時から使用するかどうかを指定します。
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抽出側HiRDB Datareplicator運用ディレクトリ名を指定します。ここで指定するディレクトリ名は,抽出側HiRDB Datareplicatorの環境変数HDEPATHで指定した名称にしてください。
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pd_log_rpl_no_standby_file_oprオペランド
HiRDB Datareplicator連携機能の使用時に,HiRDB Datareplicatorでのシステムログの抽出が完了していないため,すべてのシステムログファイルがスワップ先にできない状態でスワップ要求が発生した場合の運用方法を指定します。
HiRDB Datareplicatorを使用してデータ連動する場合のシステムの環境設定及び運用方法については,マニュアル「HiRDBデータ連動機能 HiRDB Datareplicator」を参照してください。
- 注意事項
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HiRDB DatareplicatorがサポートしていないHiRDBの機能を使用した場合,データ連動機能が使えなくなることがあります。詳細については,マニュアル「HiRDBデータ連動機能 HiRDB Datareplicator」を参照してください。また,最新の情報については,HiRDBのホームページで公開しているオンラインマニュアルを参照してください。
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回復不要FESを使用する場合
回復不要FESでは,反映側HiRDB Datareplicatorの同期点処理方式に二相コミット方式を利用(反映システム定義commitment_methodオペランドにfxa_sqleを指定)した反映処理を実行できないため,回復不要FES以外のフロントエンドサーバを使用して反映処理を実行する必要があります。詳細は,「回復不要FES」を参照してください。
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