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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 システム導入・設計ガイド(UNIX(R)用)


5.7.2 例題

300万件のデータロード中にデータベース作成ユティリティが異常終了しました。インデクス一括作成モードで,同期点行数は100万件とします。

〈この項の構成〉

(1) メッセージを確認します

次に示すメッセージが出力されています。

KFPL00800-I Loading until 2000000th row committed
 
KFPL00710-I Index information file assigned, index=k87m271."INDX01",
RDAREA="LOB02", file=/pdrorg/INDX01_2
 
KFPL00715-I Index load started at bes2, index=k87m271."INDX01", RDAREA="LOB02"
〔説明〕
  • KFPL00800-Iメッセージから,200万件までデータロード処理が完了していることが分かります。

  • KFPL00715-Iメッセージから,プラグインインデクスの作成処理が開始されていることが分かります。それに対応する完了メッセージ(KFPL00716-I)が出力されていません。

これによって,100〜200万件のプラグインインデクス作成中に,ユティリティが異常終了したことが分かります。

(2) pdrorgコマンドでプラグインインデクスを一括作成します

データベース再編成ユティリティで,100万件(100〜200万件)分のプラグインインデクスを一括作成します。

pdrorg -k ixmk -t TABLE1 /pdrorg/rorg01
〔説明〕

-k:プラグインインデクスを一括作成するためixmkを指定します。

-t:表の名称を指定します。

/pdrorg/rorg01:

pdrorgコマンドの制御文ファイル名を指定します。制御文ファイルの内容を次に示します。制御文ファイル中に指定するインデクス情報ファイルは(1)で出力されるKFPL00710-Iメッセージから分かります。

index INDX01 LOB02 /pdrorg/INDX01_2

(3) データロードを再実行します

pdload TABLE1 /pdload/load01
〔説明〕

オプションの指定を変更する必要はありません。

(4) データロード対象RDエリアのバックアップを取得します

データロード対象RDエリアのバックアップを取得します。RDエリア単位のバックアップの取得方法については,マニュアル「HiRDB システム運用ガイド」を参照してください。

(5) pdrelsコマンドでデータロード対象RDエリアの閉塞を解除します

pdrels -r DATA01,DATA02,DATA03,INX01,INX02,INX03,LOB01,LOB02,LOB03

コマンドの実行後,実行結果が正しいかどうか確認することをお勧めします。コマンドの実行結果の確認方法については,マニュアル「HiRDB コマンドリファレンス」を参照してください。