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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 システム導入・設計ガイド(UNIX(R)用)


3.9.3 例題2(HiRDB/パラレルサーバの場合)

次に示すRDエリア用のHiRDBファイルシステム領域に,データディクショナリLOB用RDエリアを作成します。

〈この項の構成〉

(1) 制御文ファイルの作成

データベース構成変更ユティリティ(pdmod)の引数に指定する制御文ファイルを作成します。制御文ファイルを作成する場所は任意ですが,ここでは次に示すファイル名で作成することにします。

制御文ファイルの内容
create rdarea DICLOB01 for LOB used by HiRDB(SQL_ROUTINES)   1
    server name dic
    extension use 1000 segments
    file name "/rdarea05/diclob01"
        initial 10000 segments;
create rdarea DICLOB02 for LOB used by HiRDB(SQL_ROUTINES)   2
    server name dic
    extension use 1000 segments
    file name "/rdarea05/diclob02"
        initial 10000 segments;
〔説明〕
  1. データディクショナリLOB用RDエリア(DICLOB01)の定義

    DICLOB01は,定義ソース格納用のデータディクショナリLOB用RDエリアになります。最初に定義したデータディクショナリLOB用RDエリアが定義ソース格納用になります。データディクショナリLOB用RDエリアを管理するディクショナリサーバの名称(dic)を指定します。HiRDBファイルシステム領域にdiclob01というHiRDBファイルを作成します。HiRDBファイル内のセグメント数を10000とします。

    RDエリアの自動増分機能を使用します。増分量を1000セグメントとします。

  2. データディクショナリLOB用RDエリア(DICLOB02)の定義

    DICLOB02は,SQLオブジェクト格納用のデータディクショナリLOB用RDエリアになります。2番目に定義したデータディクショナリLOB用RDエリアがSQLオブジェクト格納用になります。データディクショナリLOB用RDエリアを管理するディクショナリサーバの名称(dic)を指定します。HiRDBファイルシステム領域にdiclob02というHiRDBファイルを作成します。HiRDBファイル内のセグメント数を10000とします。

    RDエリアの自動増分機能を使用します。増分量を1000セグメントとします。

(2) データベース構成変更ユティリティ(pdmod)の実行

コマンドの入力例
pdmod -a /usr/hirdb/pdmod03
〔説明〕

-a:(1)で作成した制御文ファイルのファイル名を指定します。