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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 システム導入・設計ガイド(UNIX(R)用)


3.8.2 例題1(HiRDB/シングルサーバの場合)

次に示すRDエリア用のHiRDBファイルシステム領域に,ユーザ用RDエリアを作成します。このユーザ用RDエリアには,LOB列構成基表を格納します。

さらに,次に示すRDエリア用のHiRDBファイルシステム領域にユーザLOB用RDエリアを作成します。このユーザLOB用RDエリアには,LOB属性のデータを格納します。

〈この項の構成〉

(1) 制御文ファイルの作成

データベース構成変更ユティリティ(pdmod)の引数に指定する制御文ファイルを作成します。制御文ファイルを作成する場所は任意ですが,ここでは次に示すファイル名で作成することにします。

制御文ファイルの内容
create rdarea USER03 for user used by PUBLIC                  1
    extension use 50 segments
    file name "/rdarea03/user03"
         initial 500 segments;
create rdarea ULOB03 for LOB used by PUBLIC                   2
    extension use 50 segments
    file name "/rdarea04/ulob03"
         initial 20000 segments;
〔説明〕
  1. ユーザ用RDエリア(USER03)の定義

    USER03を公用RDエリア(PUBLIC)とします。HiRDBファイルシステム領域にuser03というHiRDBファイルを作成します。HiRDBファイル内のセグメント数を500とします。

    RDエリアの自動増分機能を使用します。増分量を50セグメントとします。

  2. ユーザLOB用RDエリア(ULOB03)の定義

    ULOB03を公用RDエリア(PUBLIC)とします。HiRDBファイルシステム領域にulob03というHiRDBファイルを作成します。HiRDBファイル内のセグメント数を20000とします。

    RDエリアの自動増分機能を使用します。増分量を50セグメントとします。

(2) データベース構成変更ユティリティ(pdmod)の実行

コマンドの入力例
pdmod -a /usr/hirdb/pdmod02
〔説明〕

-a:(1)で作成した制御文ファイルのファイル名を指定します。