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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 システム導入・設計ガイド(UNIX(R)用)


3.3.6 例題3(作業表用ファイル用のHiRDBファイルシステム領域の作成)

作業表用ファイル用のHiRDBファイルシステム領域を作成する例を次に示します。

(例)

作業表用ファイル用のHiRDBファイルシステム領域を作成します。

pdfmkfs -n 50 -l 20 -k WORK -e 3300 -i -a /workarea01
〔説明〕
-n:HiRDBファイルシステム領域の領域長をメガバイト単位で指定します。

領域長の見積もり方法については,「作業表用ファイルの容量の見積もり」を参照してください。

-l:HiRDBファイルシステム領域内に作成するHiRDBファイル数の上限値を指定します。

-k:HiRDBファイルシステム領域の用途を指定します。

作業表用ファイル用のHiRDBファイルシステム領域なので,WORKを指定します。

-e:HiRDBファイルシステム領域内のHiRDBファイルの増分回数を指定します。

-i:HiRDBファイルシステム領域の全領域を初期化する場合に指定します。

-iオプションを指定すると,領域全体を確保します。-iオプションを省略すると,HiRDBファイルシステム領域の管理情報だけを作成します。

-a:自動的にHiRDBファイルシステム領域を拡張するときに指定します。

RDエリアの自動増分や作業表を使用するSQLの実行などで,-nオプションで指定したサイズを超えても,自動的に必要な分だけHiRDBファイルシステム領域を拡張するときに指定します。

/workarea01:

作成するHiRDBファイルシステム領域の名称を指定します。HiRDBシステム定義のpdworkオペランドで指定した名称を指定します。

コマンドの実行後,実行結果が正しいかどうかを確認することをお勧めします。コマンドの実行結果の確認方法については,マニュアル「HiRDB コマンドリファレンス」を参照してください。