2.1.1 OSのオペレーティングシステムパラメタの確認・変更
実行者 スーパユーザ
HiRDBが使用するメッセージキュー及びセマフォ所要量を見積もり,必要に応じてOSのオペレーティングシステムパラメタ(カーネルパラメタ)を変更する必要があります。オペレーティングシステムパラメタの見積もりについては,「OSのオペレーティングシステムパラメタの見積もり」を参照してください。
なお,AIX版の場合の注意事項を次に示します。
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/etc/security/limitsファイルを編集し,rootユーザ及びHiRDB管理者のOSのシステム資源の制限値を変更してからOSを再起動しておく必要があります。
例えば,AIXの場合,デフォルトの通常ファイルの上限は1ギガバイトです。ユティリティ実行時に出力されるワークファイルが1ギガバイト以上になると,HiRDBのユティリティは異常終了します。このため,OSのシステム資源の制限値を変更しておく必要があります。
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syslogfileを出力する設定になっているか確認してください。
インストール時にエラーメッセージのエラーの理由に'No-space'(書き込むファイルに十分な容量がありません)が出力された場合,次の原因が考えられます。
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ディスク容量が十分な状態でこのエラーになる場合は,HiRDBファイルシステム領域をラージファイルとして定義していないか,又はOSのカーネルパラメタの制限に該当している可能性があります。OSのカーネルパラメタの制限については,「OSのオペレーティングシステムパラメタの見積もり」を参照してください。