17.3.1 最大ファイル数の計算方法
HiRDBファイルシステム領域に作成する作業表用ファイルの最大ファイル数は,pdfmkfsコマンドの-lオプションで設定します。
HiRDBファイルシステム領域に作成する作業表用ファイルの最大ファイル数は,次に示す計算式で求めます。
- 計算式
最大ファイル数 = MAX(a,b)×c+20+2※
- a:1SQL文が使用する作業表用ファイルの数
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SQL文ごとに作業表用ファイルの数を計算します。その中で最も大きい値をaに代入します。「1SQL文が使用する作業表用ファイルの数の求め方」を参照して求めてください。
- b:ASSIGN LIST文が使用する作業表用ファイルの数
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ASSIGN LIST文ごとに作業表用ファイルの数を計算します。その中で最も大きい値をbに代入します。「ASSIGN LIST文が使用する作業表用ファイルの数の求め方」を参照して求めてください。
- c:pd_max_usersオペランドの値+pd_max_reflect_process_countオペランドの値
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ただし,マルチフロントエンドサーバを使用している場合のバックエンドサーバでは,(pd_max_bes_processオペランドの値+pd_max_reflect_process_countオペランドの値)になります。
- 注※
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作業表用ファイルを使用するSQL文と作業表用ファイルを使用するユティリティ(データベース作成ユティリティ又はデータベース再編成ユティリティ)を同時に実行する場合に加算します。
(1) 1SQL文が使用する作業表用ファイルの数の求め方
1SQL文が使用する作業表用ファイルの数は,次に示す計算式で求めます。
- 計算式
1SQL文が使用する作業表用ファイルの数=列情報作業表の最大数+位置情報作業表の最大数
列情報作業表の最大数,及び位置情報作業表の最大数については,「SQL文が使用する作業表用ファイルの容量」を参照してください。
(2) ASSIGN LIST文が使用する作業表用ファイルの数の求め方
ASSIGN LIST文が使用する作業表用ファイルの数は,次に示す計算式で求めます。
- 計算式
ASSIGN LIST文が使用する作業表用ファイルの数=ASSIGN LIST文の探索条件中の述語の数×2
(3) 注意
作業表用ファイルを作成するHiRDBファイルシステム領域を複数設定する場合は,次に示すことに注意してください。
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ここで求めた値が4096より大きい場合は,-lオプションには4096を指定してください。