13.2.2 セグメント内の空きページ比率の設定
表を定義するときにセグメント内に割り当てる空きページの割合をセグメント内の空きページ比率といいます。ここでいう空きページとは,未使用ページのことです。セグメント内の空きページの概要を次の図に示します。
(1) 設定の効果
セグメント内の空きページ比率の設定の効果を次に示します。
- 性能の向上
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表にデータを追加する場合,クラスタキーを指定している表に対しては,クラスタキーの値に近い場所のページにデータが格納されます。このため,データの入出力回数を削減できます。
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(2) 適用基準
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クラスタキーを指定した表に,データベース作成ユティリティ(pdload)などでデータを格納した後,データの追加が大量に発生するような場合は,セグメント内の空きページ比率を設定するようにします。
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データの追加又は更新がほとんど発生しない表の場合は,セグメント内の空きページ比率を0にします。
(4) 注意
セグメント内の空きページ比率に0を指定した場合,クラスタキーを指定している表にデータを追加するときは,クラスタキーの値に近い場所にデータを格納できなくなります。このため,データの格納状態が乱れ,データの入出力回数の削減効果がなくなります。