12.3.2 インデクスの分割指針
インデクスが分割キーインデクスか非分割キーインデクスかによって,次の表に示すとおりインデクスの分割指針が異なります。
インデクス の種類 |
HiRDB/シングル サーバの場合 |
HiRDB/パラレルサーバの場合 |
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表をサーバ内 横分割する場合 |
表をサーバ間 横分割する場合 |
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インデクスが分割キーインデクスの場合 |
横分割表に対応させてインデクスも横分割します。 |
横分割表に対応させてインデクスも横分割します。 |
横分割表に対応させてインデクスも横分割します。 |
インデクスが非分割キーインデクスの場合 |
インデクスを横分割しないことをお勧めします。インデクスを横分割すると,インデクスを使用した検索性能が悪くなることがあります※。 |
インデクスを横分割しないことをお勧めします。インデクスを横分割すると,インデクスを使用した検索性能が悪くなることがあります※。 |
- 注※
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非分割キーインデクスは横分割しないことをお勧めします。インデクスを横分割すると,インデクスを使用した検索性能が悪くなることがあります。具体的には,次に示すアクセスパスを使用した検索ができなくなるため,インデクスを使用した検索性能が悪くなることがあります。
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KEY SCAN MERGE JOIN
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LIST SCAN MERGE JOIN
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L-KEY R-LIST MERGE JOIN
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L-KEY R-SORT MERGE JOIN
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L-LIST R-KEY MERGE JOIN
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L-LIST R-SORT MERGE JOIN
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L-SORT R-KEY MERGE JOIN
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L-SORT R-LIST MERGE JOIN
これらのアクセスパスについては,マニュアル「HiRDB コマンドリファレンス」のアクセスパス表示ユティリティ(pdvwoptコマンド)を参照してください。
ただし,表のデータが非常に多い場合は,インデクスの横分割を検討してください。インデクスを横分割すると,表格納RDエリアとインデクス格納RDエリアが1対1で管理できるため,ユティリティの操作性が向上します。例えば,インデクスを横分割しない場合にRDエリア単位のデータロード,又はRDエリア単位の再編成をしたときは,データロード又は再編成後にインデクスを一括作成する必要があります。インデクスを横分割すれば,RDエリア単位のデータロード,又はRDエリア単位の再編成後にインデクスを一括作成する必要はありません。
なお,マトリクス分割表にインデクスを定義する場合,非分割キーインデクスであっても分割キーと同様に横分割する必要があります。
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