11.3.4 表の横分割の効果
表を横分割して得られる効果を次に示します。
- 〈この項の構成〉
(1) HiRDB/シングルサーバの場合
- 操作性の向上
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ユーザ用RDエリアごとに,表へのデータの格納,表の再編成,バックアップの取得などの運用ができます。
- キーレンジ分割の場合
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ディクショナリ表のSQL_DIV_TABLE表を検索することで,表のデータをどのユーザ用RDエリアに格納したかが分かります。このため,ユーザ用RDエリアに障害が発生した場合に,どのデータが利用できないかが分かります。なお,ディクショナリ表の検索方法とSQL_DIV_TABLE表については,マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」を参照してください。
(2) HiRDB/パラレルサーバの場合
- 性能の向上
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表にアクセスする処理を複数のユーザ用RDエリアにわたって並列化できるため,表に対するアクセスの高速化が図れます。
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表にアクセスする処理の負荷を複数のバックエンドサーバに分散できます。
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- 操作性の向上
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効果はHiRDB/シングルサーバの場合と同様です。