1.7.1 64ビットモードに移行する際の考慮点
(1) 互換性がないファイル
32ビットモードのHiRDBで使用していたファイルは,基本的に64ビットモードのHiRDBで使用できます。ただし,次に示すファイルは互換性がないため,64ビットモードのHiRDBで使用できません。
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バックアップファイル
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マスタディレクトリ用RDエリア及びデータディレクトリ用RDエリアを構成するHiRDBファイル
(2) 省略値が変わるオペランド
HiRDBを32ビットモードから64ビットモードにすると,一部のHiRDBシステム定義のオペランドの省略値が変わります。マニュアル「HiRDB システム定義」の「32ビットモードと64ビットモードで省略値が異なるオペランド」を参照して,変更内容を確認してください。
(3) メモリ所要量の違い
HiRDBを32ビットモードから64ビットモードにすると,メモリ所要量が増えます。メモリ所要量の計算方法については,「HiRDBのメモリ所要量」を参照してください。
(4) UOCインタフェースの違い
HiRDBを64ビットモードにすると,データベース作成ユティリティ(pdload)及びデータベース再編成ユティリティ(pdrorg)のUOCインタフェースが変わるため,UOCを作成し直す必要があります。UOCインタフェースについては,マニュアル「HiRDB コマンドリファレンス」を参照してください。