6.3.1 システムログファイル
システムログを格納するファイルをシステムログファイルといいます。システムログとは,一般的にはログ(メインフレーム系ではジャーナル)と呼ばれているデータベースの更新履歴情報のことです。HiRDBはこのシステムログを次に示す目的のためにシステムログファイルに取得しています。
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HiRDB又はUAPが異常終了したとき,HiRDBがデータベースを回復するのに使用します。
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HiRDB管理者がpdrstrコマンドでデータベースを回復するときの入力情報になります。
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HiRDB管理者が統計情報を取得するときの入力情報になります。
HiRDB管理者は,障害発生又は統計情報の取得に備えてシステムログファイルを作成してください。
(1) システムログファイルの構成
HiRDBはシステムログファイルをファイルグループという論理的な単位で運用します。一つのファイルグループは一つ又は二つのシステムログファイルで構成されます。二つのシステムログファイルで構成することをシステムログファイルの二重化といい,それぞれのシステムログファイルをA系,B系と呼んで区別します。システムログファイルを二重化すると,HiRDBは両方の系に同じ内容のシステムログを取得します。片方のファイルに異常が発生しても,もう一方のファイルがあるため,システムの信頼性を向上できます。システムログファイルの構成を次の図に示します。
(2) システムログファイルの作成
pdloginitコマンドでシステムログファイルを作成します。また,HiRDBシステム定義の次に示すオペランドを指定してシステムログファイルを使用できる状態にしてください。
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pdlogadfgオペランド(システムログファイルのファイルグループ名を指定します)
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pdlogadpfオペランド(ファイルグループを構成するシステムログファイル名を指定します)
システムログファイルの設計及び作成方法についてはマニュアル「HiRDB システム導入・設計ガイド」を,システムログファイルの運用方法についてはマニュアル「HiRDB システム運用ガイド」を参照してください。
- 参考
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HiRDBの初期導入時,次に示す環境設定支援ツールを使用すると,入力した情報を基にシステムログファイルが作成されます。また,pdlogadfg及びpdlogadpfオペランドも設定されます。
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簡易セットアップツール【Windows版限定】
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バッチファイル(SPsetup.bat)【Windows版限定】
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