2.4.5 JP1/NETM/Audit
JP1/NETM/Auditを使用すると,システムの監査ログ※を収集・一元管理し,長期間にわたる保管を実現できます。また,GUIで監査ログを検索,集計でき,バックアップ履歴管理などもできます。これによって,企業の内部統制の評価や監査を支援します。HiRDBが出力した監査証跡表のデータをJP1/NETM/Audit用に加工することで,JP1/NETM/Auditと連携して,HiRDBの監査証跡,及びほかの製品の監査ログを一元管理できます。HiRDBの監査証跡をJP1/NETM/Audit用に加工するためには,JP1/NETM/Audit用監査ログ出力ユティリティ(pdaudputコマンド)を使用します。
JP1/NETM/Auditとの連携の概要を次の図に示します。
- 〔説明〕
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監査ログ管理サーバ(JP1/NETM/Auditがあるサーバマシン)は,監査ログ収集対象サーバ(HiRDBや監査ログを収集するほかの製品があるサーバマシン)のローカルディスクに出力した監査ログを自動収集し,一元管理します。
HiRDBがある監査ログ収集対象サーバでは,JP1/NETM/Audit用監査ログ出力ユティリティ(pdaudput)が,監査証跡表から必要なデータをJP1/NETM/Audit用に変換して,JP1/NETM/Audit用監査ログ出力ファイルに出力します。このファイルをJP1/NETM/Auditの前提プログラムであるJP1/Baseが収集し,イベントデータベースに格納します。監査ログ管理サーバのJP1/Baseは監査ログ収集対象サーバのJP1/Baseから監査ログを収集し,JP1/NETM/Auditに渡します。
JP1/NETM/Auditとの連携についての詳細は,マニュアル「HiRDB システム運用ガイド」を参照してください。また,JP1/NETM/Auditについては,次に示すマニュアルを参照してください。
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JP1 Version 9の場合
「JP1/NETM/Audit 構築・運用ガイド」