2.4.3 HiRDB SQL Tuning Advisor
HiRDB SQL Tuning Advisorは,SQLの性能上のボトルネックとなっている所を特定する作業,及びその対策を支援する製品です。HiRDBサーバ及びクライアントから出力される実行記録を解析し,その結果を分かり易く表示したり,ガイダンスを示したりします。
HiRDB SQL Tuning Advisorには次の特長があります。
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性能上問題になるSQLを効率良く見付け出せます。
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性能上問題になるSQLのチューニングを効率良く行えます。
HiRDB SQL Tuning Advisorの主な機能を次に示します。
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SQLトレース解析機能
HiRDBクライアントが生成するSQLトレース情報を解析し,UAP,SQLなどの単位で集計した時間を画面上に表示します。SQL処理時間の集計,長時間実行SQLの抽出などの作業を支援し,ネックとなっているSQLを特定できます。
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アクセスパス解析機能
HiRDBサーバが生成するアクセスパス情報を解析し,画面上に表示します。表間の結合関係をグラフィカルに表示することもできます。結合方法などについて,性能的に問題のある所(テーブルスキャン,クロスジョインなど)を検出して警告するガイダンスも表示できます。
なお,HiRDBクライアントでHiRDB SQL Tuning Advisorを使用する場合は,HiRDB/Developer's Kit又はHiRDB/Run Timeが前提になることがあります。前提製品の詳細については,HiRDB SQL Tuning Advisorのリリースノートを参照してください。
HiRDB SQL Tuning Advisorの画面を次に示します。
- SQLトレース解析情報(SQL一覧)
- アクセスパス解析情報(グラフィックイメージ図)