3.2.21 phnchgcon特徴ターム取得RDエリア指定ユティリティ

<この項の構成>
(1) 機能
(2) 実行者
(3) 形式
(4) コマンド引数
(5) 規則
(6) 注意事項

(1) 機能

横分割した表に対して,特徴ターム抽出関数を使用すると,インデクスを構成するすべてのRDエリアから特徴タームを抽出します。

このユティリティは,特徴タームを取得するRDエリアを一つに限定します。

(2) 実行者

HiRDB管理者が実行できます。

(3) 形式

特徴ターム取得RDエリアを指定する場合

phnchgcon -d インデクス識別子 -r RDエリア名 [-l ログ取得方式] [-q 世代番号]

特徴ターム取得RDエリアの指定を解除する場合

phnchgcon -d インデクス識別子 -m TermGet [-l ログ取得方式] [-q 世代番号]

(4) コマンド引数

-d インデクス識別子
特徴ターム取得RDエリアを指定,または指定を解除するインデクス識別子を指定します。必ずインデクス作成時に指定したインデクス識別子を指定してください。
UNIXの場合
インデクス識別子を"(ダブルクォーテーション)で囲んだ場合は,英大文字と英小文字が区別されます。"で囲まない場合はすべて大文字として扱われます。また,インデクス識別子にスペースが含まれる場合は,"で囲む必要があります。なお,sh,cshおよびkshの場合は,さらに '(アポストロフィ)で囲む必要があります。
Windowsの場合
インデクス識別子を¥"で囲んだ場合は,英大文字と英小文字が区別されます。¥"で囲まない場合はすべて大文字として扱われます。また,インデクス識別子にスペースが含まれる場合は,"で囲む必要があります。
-r RDエリア名
特徴タームの取得対象とするRDエリア名を指定します。
UNIXの場合
RDエリア名を"(ダブルクォーテーション)で囲んだ場合は,英大文字と英小文字が区別されます。"で囲まない場合はすべて大文字として扱われます。また,RDエリア名にスペースが含まれる場合は,"で囲む必要があります。なお,sh,cshおよびkshの場合は,さらに '(アポストロフィ)で囲む必要があります。
Windowsの場合
RDエリア名を¥"で囲んだ場合は,英大文字と英小文字が区別されます。¥"で囲まない場合はすべて大文字として扱われます。また,RDエリア名にスペースが含まれる場合は,"で囲む必要があります。
-l ログ取得方式
特徴ターム取得RDエリアの指定,または指定を解除するログ取得方式を指定します。省略時は,"p"が設定されます。
a:
ログ取得モードで実行します。
ロールバックおよびロールフォワードに必要なデータベース更新ログを取得します。インデクスのバックアップを取得する必要はありません。
p:
更新前ログ取得モードで実行します。
ロールバックに必要なデータベース更新ログを取得します。特徴ターム取得RDエリアの指定または解除後,バックアップを取得する必要があります。
n:
ログレスモードで実行します。
データベース更新ログを取得しません。特徴ターム取得RDエリアの指定または解除前および後にバックアップを取得する必要があります。
-m TermGet
特徴ターム取得RDエリアの指定を解除する場合に指定します。
-q 世代番号
Staticizer Optionのインナレプリカ機能を使用する場合,処理対象とするRDエリアを0~10の世代番号で指定します。指定を省略した場合は,カレントRDエリアが仮定されます。
  • 0:オリジナルRDエリアを対象とします。
  • 1~10:指定した世代番号のRDエリアを対象とします。
このオペランドは,Staticizer Optionがインストールされていない場合は指定できません。
なお,インナレプリカ機能については,マニュアル「インナレプリカ機能 HiRDB Staticizer Option Version 9」を参照してください。

(5) 規則

このユティリティは,HiRDBが稼働中のときだけ実行できます。

(6) 注意事項