なお,インナレプリカ機能については,マニュアル「インナレプリカ機能 HiRDB Staticizer Option Version 9」を参照してください。
(5) 規則
このユティリティは,HiRDBが稼働中のときだけ実行できます。
(6) 注意事項
詰め替え処理は,1回の処理ですべてのインデクスを処理できないことがあります。このため,詰め替え実施後,インデクス情報の取得ユティリティで未実施インデクス数(Number of No Condensed Index)を確認してください。インデクス情報の取得ユティリティの詳細については,「3.2.9 phnidxls(インデクス情報の取得ユティリティ)」を参照してください。この値が大きいときは,インデクス空き容量に注意して,再度詰め替えを実行してください。
このユティリティは,インデクス空き容量がある状態(推奨10%以上)で実行する必要があります。空きのない状態でユティリティを実行したとき,または詰め替え未実施インデクス数(Number of No Condensed Index)が減らない場合は,新たにRDエリアを追加してインデクスの拡張ユティリティを実行し,空き容量がある状態で実行してください。インデクスの拡張ユティリティの詳細については,「3.2.13 phnexpnd(インデクスの拡張ユティリティ)」を参照してください。空き容量は,インデクス情報の取得ユティリティのFree Size of Index Fileで確認してください。インデクス情報の取得ユティリティの詳細については,「3.2.9 phnidxls(インデクス情報の取得ユティリティ)」を参照してください。
詰め替えを実行する契機の指標として,「phnidxls(インデクス情報の取得ユティリティ)」の「Ratio of Condensable Documents(詰め替え可能文書率)」が,50%以上を目安としてください。
「phnidxls(インデクス情報の取得ユティリティ)」の「Ratio of Condensed Index(詰め替え作業率)」は,詰め替え処理が制限時間で終了したときの詰め替え作業進ちょく率を表します。
このユティリティを実行する際に,グローバルバッファを指定すると,実行性能が向上します。
詰め替え時間を指定した場合,指定時間を過ぎて詰め替え処理を中断したときは,メッセージログに「02001-I phncond is Time Out.」のメッセージが出力されます。 詰め替え処理を完了して終了した場合は,「02003-I phncond command ended」のメッセージが出力されます。