表の作成には,定義系SQLのCREATE TABLEを使用します。CREATE TABLEでは,文書を登録する列に対する列定義のデータ型として,「SGMLTEXT」と指定してください。
また,抽象データ型定義内LOB格納用RDエリア指定では,属性名にはSGMLTEXTを,LOB属性格納用RDエリア名には「2.5.4 データ格納領域の確保」でSGMLTEXTデータ本体の格納領域として確保したRDエリアを指定してください。
CREATE TABLEのプラグインオプションには,次のフォーマットで文書登録種別および各SGML定義情報を指定してください。
表2-6 SGML定義情報の指定(文字コードがShift-JISまたはEUCの場合)
テキストデータの種別 | 文書登録種別 | DTD登録名称 | 正規化パラメタ登録名称 |
---|---|---|---|
SGML文書 | <TEXTTYPE>SGML</TEXTTYPE> | 必須 | 正規化する場合 |
XML文書 | <TEXTTYPE>SGML</TEXTTYPE> | 必須 | 不要 |
プレーン文書 | <TEXTTYPE>PLAIN</TEXTTYPE> | 不要 | 不要 |
表2-7 SGML定義情報の指定(文字コードがutf-8の場合)
テキストデータの種別 | 文書登録種別 | DTD登録名称※ | 正規化パラメタ登録名称 | 文字コード指定 |
---|---|---|---|---|
XML文書 | <TEXTTYPE>SGML</TEXTTYPE> | 必須 | 不要 | 指定可 |
プレーン文書 | <TEXTTYPE>PLAIN</TEXTTYPE> | 指定不可 | 指定不可 | 指定可 |
なお,SGML定義情報の登録名称には,「phssgmlreg(SGML定義情報登録ユティリティ)」で指定した名称を指定してください。なお,CREATE TABLEの詳細については,マニュアル「HiRDB Version 9 SQLリファレンス」を参照してください。
CREATE TABLEの指定例を図2-8,図2-9および図2-10に示します。
図2-8 表の定義例(SGML文書またはXML文書の場合)
図2-9 表の定義例(プレーン文書の場合)
図2-10 表の定義例(XML文書でutf-8(MS-Unicode)の場合)