構造名は,次の図に示す形式でワイルドカードが指定できます。
図4-28 構造名指定の形式
![[図データ]](figure/zu042500.gif)
*は,0個以上の任意の構造階層を示します。
?は,1個の任意の構造階層を示します。
また,構造名指定時に,繰り返して出現する構造名の番号を指定できます。「構造名 = 」のあとに,繰り返し構造の順番を指定します。指定方法は次のとおりです。
- 数1
- 数1に示された順番を検索対象とします(順番の単独指定)。
- 数1-
- 数1以降の順番を検索対象とします(順番の開始指定)。
- -数1
- 数1までの順番を検索対象とします(順番の最終指定)。
- 数1-数2
- 数1~数2の順番を検索対象とします(順番の範囲指定)。
- 数1,数2,……
- 指定された数(数1,数2)の順番を検索対象とします(任意の順番指定)。
- 注意事項
- "*"(アスタリスク),"?"(疑問符),"="(イコール),"-"(ハイフン),","(コンマ),および繰り返し構造順番指定の数字は,ASCIIコードで指定します。
- 順番指定の範囲は1~2,147,483,647で指定します。
順番指定での範囲指定"-"の値は,数1-数2の場合,数1<数2の関係で指定します。数1が数2より大きい値の場合はエラーとなります。
- 順番指定での任意の指定","の値に,同じ値を指定した場合,一つの設定とします。
例えば,「数1,数2,数1」は「数1,数2」となります。
- 順番指定での範囲指定"-"と任意の指定","は混在できません。エラーとなります。
例えば,「数1-数2,数3」はエラーとなります。
- "*"は最下位に指定できません。
- "*"直後の下位構造に"*","?"は指定できません。
例えば,「*[?{"検索ターム"}]」のような指定です。
- 指定例
- 構造名「文章」の下の「概要」の下の2番目の「コラム」に,種文章「XXX」から抽出された特徴タームを含む。
文章[概要[コラム=2[{"XXX"}]]]
- 構造名「文章」の下の「概要」以下の「コラム」に,種文章「XXX」から抽出された特徴タームを含む。
文章[概要[*[コラム{"XXX"}]]]
- 構造名「文章」の下の「概要」の一つ下の階層に,種文章「XXX」から抽出された特徴タームを含む。
文章[概要[?[{"XXX"}]]]