FREEWORDプラグインの環境情報は,次の単位で設定できます。FREEWORDプラグインの環境定義ファイルは,サンプルファイルとして提供されています。
$PDDIR/plugin/_phcfwd/conf/pdplgsys
%PDDIR%¥plugin¥_phcfwd¥conf¥pdplgsys
$PDDIR/plugin/_phcfwd/conf/pdplgutsys
%PDDIR%¥plugin¥_phcfwd¥conf¥pdplgutsys
優先順位は,サーバ単位>ユニット単位>システム単位です。
記述誤りなどが検出された場合,サーバは起動しますが,メッセージログに警告メッセージが出力され,誤りのある定義ファイルは無視されます。環境定義ファイルがないか,環境定義ファイルはあるが設定されていない定義がある場合は,エラーではなく,定義値なしとして処理します。最終的に有効な値がない場合は,システムのデフォルトで動作します。
メッセージログに次のメッセージが出力されていないことを確認してください。
KFPY99999-I xxxx xxxx(xxxxx) 01001-W Invalid data found.file=aa,line=XX.bb(YY)
または
KFPY99999-I xxxx xxxx(xxxxx) 01002-W Invalid value found. file=aa,line=XX,item=bb.cc(YY)
FREEWORDプラグインの環境定義ファイルの定義例を次の図に示します。
図2-67 FREEWORDプラグインの環境定義ファイルの定義例
FREEWORDプラグインを動作させる環境情報をFREEWORDプラグインの環境定義ファイルに定義することで,ユーザごとの環境を設定できます。設定できる定義項目を次の図に示します。なお,設定値項目には,ユーザごとに,必要に応じて取得できる最大値を設定します。
表2-17 FREEWORDプラグインの環境定義ファイルに設定できる定義項目
種別 | 環境設定項目 | パラメタ | 設定値 | 環境を定義できる単位 |
---|---|---|---|---|
登録・検索同時実行 | 登録・検索同時実行指定 | set phc_search_wait | wait,nowait,またはnowait_with_update デフォルト:wait | サーバ |
トラブルシュート | エラーコード詳細化指定 | set phc_errorcode_detail | offまたはon デフォルト:off | システム,ユニット,サーバ |
set phc_search_wait=wait|nowait|nowait_with_update
set phc_errorcode_detail=off|on
環境定義ファイルに定義した環境情報は,サーバ開始から終了まで有効です。HiRDB稼働中に環境情報を変更した場合は,正しく動作しない場合がありますので,変更しないでください。