8.1.1 メモリ所要量の計算式の詳細
(1) 特定UAPに対する暗号化データの復号機能
特定UAPに対する暗号化データの復号機能を使用する場合は,セキュリティ監査情報用バッファ用共用メモリの計算式に,復号認証キー情報用バッファのサイズを加算します。復号認証キー情報用バッファサイズの計算式を次に示します。なお,セキュリティ監査情報用バッファ用共用メモリはシングルサーバとフロントエンドサーバで使用します。
- 復号認証キー情報用バッファサイズの計算式
↑0.1+MAX{(key+10000),(key×1.2)}×0.1↑
key:復号認証キー情報の数(ディクショナリ表SQL_TPYRCEDKEYの行数)
(2) 暗号化HiRDBファイルシステム領域
(a) プロセス固有領域
暗号化HiRDBファイルシステム領域の機能を使用する場合,暗号化HiRDBファイルシステム領域にアクセスプロセスでプロセス固有領域のメモリ使用量が増加します。次の値を加算してください。
HiRDB/パラレルサーバで,ユニット内に複数のサーバ(システムマネジャを除きます)がある場合は,サーバごとに計算してください。
-
ユニットコントローラ全プロセスが使用するプロセス固有領域
1024キロバイト
-
サーバプロセスが使用するプロセス固有領域
(a+b+4)×(512+c) (単位:キロバイト)
- a:
-
pd_max_server_processの値
- b:
-
pd_dfw_awt_processの値。定義を省略している場合は1
- c:
-
pd_log_dual_write_methodにparallelを指定している場合:1024
pd_log_dual_write_methodにparallelを指定していない場合:0
(b) 共用メモリ
暗号化HiRDBファイルシステム領域の機能を使用する場合,共用メモリの使用量が4096バイト増加します。HiRDB/パラレルサーバの場合,ユニットごとに4096バイト加算してください。