5.2.1 pdmkekeyの形式と規則
(1) 機能
暗号化HiRDBファイルシステム領域で使用する暗号鍵ファイルを作成します。
(2) 実行者
HiRDB管理者が実行できます。
(3) 形式
pdmkekey 出力ファイル名
(4) 引数
(a) 出力ファイル名
作成する暗号鍵ファイル名を記述します。UNIX版の場合,暗号鍵ファイルは0600のパーミッションで作成します。すでにファイルがある場合は,コマンドがエラーになります。
(5) 注意事項
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暗号鍵ファイル作成コマンドのリターンコードを次に示します。
0:正常終了
8:異常終了
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HiRDB/パラレルサーバの場合,暗号鍵ファイル作成コマンドは各ユニットで実行できますが,次に示す機能を使用するときは,複数のユニットで同一のHiRDBファイルシステム領域を参照します。そのため,1つのユニットで作成した暗号鍵ファイルをそれぞれのユニットに配布してください。
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各機能との関係を次に示します。
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系切り替え機能
・スタンバイレス型系切り替え構成の場合
現用系と予備系のユニットで同一の暗号鍵ファイルを使用します。
・1:1スタンバイレス型系切り替え構成の場合
正規BESのユニットと代替BESのユニットで同一の暗号鍵ファイルを使用します。
・影響分散スタンバイレス型系切り替えの場合
同一のHAグループ内のユニットで同一の暗号鍵ファイルを使用します。
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共用RDエリア
全BESのユニットで同一の暗号鍵ファイルを使用します。
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ディザスタリカバリ機能
メインサイトとリモートサイトで同一の暗号鍵ファイルを使用します。
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