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ノンストップデータベース HiRDB Version 9 SQLリファレンス


6.9.1 COPYの形式と規則

〈この項の構成〉

(1) 機能

埋込み変数及び標識変数の宣言,又はSQL文を含む登録集原文をソース中に引き込みます。

(2) 形式

 COPY 原文名

(3) オペランド

(a) 原文名

登録集原文,又はヘッダファイルが登録されているファイルの名称(サフィックスを除く)を30文字以下の文字列で指定します。

(4) 共通規則

  1. SQL先頭子とSQL終了子で囲んでください。また,SQL終了子の後は,行末まで何も記述しないでください。

  2. 登録集原文,又はヘッダファイルが登録されているディレクトリは,次に示す順位で検索するため,次に示すどれかのファイルに登録しておいてください。

    ディレクトリの検索順位

    • 環境変数で登録したディレクトリ

      (COBOL,及びOOCOBOLの場合はPDCBLLIB,C,及びC++の場合はPDCLIB)

    • カレントディレクトリ

    ファイルの検索順位(COBOL,及びOOCOBOLの場合)

    • 環境変数PDCBLFIXで登録したサフィックスが付いたファイル

    • ファイル名.cbl

    • ファイル名.CBL

    • ファイル名.cob

    ファイルの検索順位(C,及びC++の場合)

    • ファイル名.h

  3. COPYで引き込んだ原文中にSQLのCOPYは指定できません。

  4. COBOL,及びOOCOBOLの場合,登録集原文は固定形式正書法で記述してください。

(5) 留意事項

  1. 埋込み変数及び標識変数の宣言,又はSQL文を含む登録集原文をソース中に引き込む場合は,SQLのCOPY文を使用します。この場合,次の文,及び命令は使用できません。

    • COBOL言語及びOOCOBOL言語の,COPY文及びINCLUDE文

    • C言語,及びC++言語の#include命令

      ただし,C言語の#include命令については,例外的に使用できる場合があります。詳細はマニュアル「HiRDB Version 9 UAP開発ガイド」の「SQLの記述規則」を参照してください。

  2. 埋込み変数及び標識変数の宣言,又はSQL文のどれも含まない登録集原文若しくはヘッダファイルをソース中に引き込む場合は,次に示すUAP記述言語の機能を使用します。

    • COBOL言語及びOOCOBOL言語の,COPY文及びINCLUDE文

    • C言語,及びC++言語の#include命令

(6) 使用例

登録集原文(ファイル名:SAMPLE)をソースプログラム中に引き込みます。

<COBOL言語の場合>
 
  EXEC SQL
      COPY SAMPLE
  END-EXEC.